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愛すべき阿呆にお別れを  作者: 佐藤
第一章
2/4

出会い



私とこの人間が出会ったのは幼い頃である。

物心付いた頃にはお互いを認識していた。

だが、お互い関わり合う事は特にせず、本当に認識のみしている。

そういう関係だった。


保育園の時も皆多感にはしゃぎ回る中

この人間は絵本を読んでいたり、泥団子を無我夢中で作ってみたり、と

他者とは共に遊ぼうとしなかった。


たまに、この人間に遊びの誘いをする者も居たが

この人間は承諾し、一緒に遊んだかと思うとものの数分でまた一人で遊ぶ。


私も数回声をかけたことがある。

「遊ぼう」とは何でか言えなかったが、「その本面白い?」や「楽しい?」等

当たり障りない会話だ。決まってこの人間は同じ単語を繰り返す。




「うん。」

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