その5闇の魔王の後始末レポート2
その大きな森は、よくわからない古代遺跡を内包して全然手入れされてなかった。
「あの光なんっすかね。」
と田中さんが言った
なぞの古代遺跡から時々光が漏れている。
「さあ?それより、精霊が全然話を聞かないわ、言葉は通じてるはずなのに。」
平山さんは、ちょっとイライラしてるみたい。
「天気系の精霊もあんまりしゃべらないかな。」
出浦さんも天気安定させるのに苦労してるみたい。
「とりあえず、雨が降らないうちに調査しましょう。」
副官の宮川さんが言った。
この森、汚染されてるみたいに感じます。
「なんで?こんなに泥まみれなの?」
レーホヘルトさんが必死で布で髪を拭ってくれています、そんなにひどいかな。
そういえば、今日は女装じゃあないんですね、何か美青年って感じ?女言葉で台無しだけど。
「あのあと、雨が降ったからね。」
出浦さんがすごく不本意そうに言った、天気の精霊さん反応薄くて止められなかったそうです。
「わー、生光の神様ー女装してると思ってたっすけど普通っすね。」
と田中さんは好奇心を押さえられないように言った。
「女言葉なのね~、でも意外と落ち着いてる人だね~。」
三山さんもキラキラしてます。
「どうでも良いですけど、精霊王とかいないんですか?」
平山さんはイライラとしてるみたい...怒ってますよねーこんな状況って知らなかったです。
「光の精霊ならそんな感じのがいるけど.....。」
居るんだね、そんな感じってどんなかんじさ?
「連絡取ってください。」
平山さんはニコニコしながら怒ってた、牽制?牽制なのー。
「わかったわ、連絡取っておくわ。」
レーホヘルトさんスゴいよ、よく冷静に対応出来るね。
「闇の精霊はね~苑夜ちゃんの背中にとりついてどんどん大きくなるしね~。」
と三山さんは呑気に言った、あ~あの闇の
精霊ね~どんどん重くなってコナキジジイかと思ったよ
「あの精霊なら、しばらく育てれば使えそうです、いずれ精霊王になる個体に成長しましたから。」
そうに宮川さんが微笑んだ、じゃあ我慢してよかったよ。
「あなた達、入浴して帰ったら?温泉沸いてるわよ。」
温泉沸いるんだ。
「温泉いいですね。」
泥まみれじゃない村中君なんで君が反応するのさー。
「いえ、会社でシャワー浴びますから打ち合わせがありますので。」
とお断りしました。
残念ながらまだまだ仕事なのです。
温泉、私も入って見たかったな~。