その36 魔王の部下の報告書6(平山 薫)
「この、エロ神~!」
また、ロームヘルトが来ているので、家から持ってきた、払え串で叩いた。
『薫?いたんだね。』
今日もダメージは少なそうだね。
相変わらず、ムダに美形だわ、光の神様に似てるのに、より男らしい色気って言うの...一度踏みつけてやろうかしら。
「平山さん、お手柔らかにお願いします。」
息子の光の神様は、穏やかで、女性的な、でも爽やかな美青年なのに、ムダ色気もないわ。
『全く、薫といると飽きないな、ボケる間もないな。』
なによ、その微笑みは。
「レーホさん、カケベフィオ沼の浄化がほぼ終わったので、今度は、ローデビデゼ湖の浄化にはいります、今度は大きいので、浄化クラゲは、100匹で行きます。」
仕事モードの五十嵐さんがかえってきたわ。
『お帰り、かわいい方の息子の嫁、今日も色気がないぞ。』
また色気?うるさい男だわ。
「そうですか。」
お仕事モードの五十嵐さん強いわね。
「ああ、ここにいたのですね。」
あ、ニーラスタさん本体復活したのですね。
『薫、おどろいてるな、私はもう少しかかりそうだ許してくれ。』
何で、私に許しをこうのよ。
「ラームヘルト君に力を移す関係で、まだ 、当分あのじょうだいなんですよ。」
おだやかにニーラスタさんが言ったわ。
「そうなの、私には関係ないわ。」
ラームヘルトさんが跡取りなのね。
『可愛くない方の息子にさえ跡をついでもらえば、私には悠々自適の余生がまっている。』
わくわくしてるみたいね、どんな余生か知らないけどね。
「お疲れさまでした、ラーム君は今ごろ衝動と戦ってるんじゃないですか?若いが故に。」
ニーラスタさん、衝動ってなによ。
『神や、精霊を生み出すためとは言っても、恐ろしい本能だった。』
ロームヘルトが言ったわ、神や精霊を生み出す?
「あなたの神殿を整備しておきましょうか。」
ニーラスタさんが言ったわ、どっかに神殿があるのね。
『もう、ラームヘルトのものだよ...平山 薫。』
真面目な顔でロームヘルトが私を見て言ったわ。
「何の用よ。」
私は、払え串を構えたわ。
『余生は薫と一緒に生きたい、私を薫の婿にしてくれないか?』
ムダな色気もなくさらっと言いやがったわ、プ、プロポーズ?
「お父様、ダメよ、突然しちゃ、私、それで、苑夜を困惑させちゃったのよ。」
と光の神様が言ったわ、親子して同じようなことをしてるのね。
婿ね、ウ~ン。
「考えておくわ、実体化してから、もう一度言ってください。」
そうじゃないと実感わかないし。
『そうしよう。』
そう言うと、ロームヘルトは触れられないのに、私のほっぺたにキスした。
「そう言うことをするな~。」
私は、照れて、真っ赤になりながら払え串で力いっぱい飛ばしてしまった。
「平山さん、すごいなぁ」
五十嵐さんに妙に関心されたわ。
お願い、ロームヘルト、次にプロポーズする時は、ロマンチックに二人きりの時してちょうだい。
御愛読ありがとうございます、来年もまだ続きます、来年もお引き立てをよろしくお願い致します、良い、お年をお迎えくださいませ。
阿野根の作者




