幕間 守護戦士マイコ・クミルナは語る。
マイコ・クミルナ1級守護戦士です(女、成熟度、人型は青年、竜体、子竜)。
アタランテ帝国、奥宮に帰って来ました、美人さんを沢山見れて嬉しいな♪
「マイコ、僕の守護戦士、お帰り。」
陽色皇太子殿下...皇子様に抱きつかれちゃいました、いつもの事ですが...皇子様は、『僕の守護戦士』っていってくださいますが、実はまだ守護戦士が生涯1人だけ誓える『守るべき人』と皇子様をしたわけではありません、呼んでもらえるのは嬉しいですけど。
「天音、首尾はどうだい。」
私を自分の隣に座らせ、手を握ったまま、皇子様は天音皇子様にお聞きになられました。
「ええ、もちろん、落としましたよ。」
ニンマリとして天音皇子様はおっしゃいました。
「そうか、良くやったね。」
皇子様もにこやかに言いました。
ヤーシュ・キャセラさんって、元、ブルー・ルリーナの文官だよね、クレハ女王は宰相姫だったよね、今、ブルー・ルリーナ王国って人材不足なんじゃないかな。
「オレのヤーシュ、可愛いですよ。」
嬉しそうに天音皇子様が言った。
「それで、そのヤーシュ嬢はどこにいるのだい?」
皇子様が天音皇子様に聞きました。
「今、成年の儀の衣装合わせと婚姻の儀の衣装の打ち合わせに行ってます、そろそろ迎えに行こうと思ってる所です、一緒にいきますか?」
ニコニコしながら天音皇子様は言った。
「同行しよう。」
皇子様がご同行されると言うことは、護衛任務中の私も一緒に移動します、と言うことで、奥宮の天音皇子様のお部屋を訪問しました。
「あの...本当に...この格好で儀式にのぞむのですか?」
ヤーシュさんの戸惑いの声が聞こえてきました。
「どうしたんだい、私のヤーシュ。」
天音皇子様が甘い声で部屋に入っていかれました。
...わ、ヤーシュさん、凄いですね、その格好...ピンクの総レースのスケスケ衣装に最低限のアンダーですか?スカートも膝上なんセンチって言う短さだし...。
「天音皇子殿下、ご婚約者のヤーシュ様に良くお似合いですよね。」
ニコニコしながらデザイナーの人らしき女性が言った、本人は既婚者らしく肌の露出が少ない格好をしている。
「ああ、ヤーシュ、なんて綺麗なんだ、だれの目にも触れさせたくない。」
と言って、天音皇子様はヤーシュさんを抱き締めました、ラブラブですね。
「天音様~。」
ヤーシュさん、恥ずかしくて泣いてるみたいですよ。
「マイコにもああいう格好させてみたいな。」
皇子様があやしく言いました。
「私、守護戦士なのでしませんよ。」
そうですよね。
「フフフフ、マイコは可愛いね。」
話つながりませんよ皇子様。
「ヤーシュさんは、婚姻したら、こちらに来てくれるのかい、天音。」
ニコニコしながら皇子様は攻撃を仕掛けました。
「そうだよね、来てくれましたよね、ヤーシュ。」
天音皇子様もかせいするようです。
「...あの、私は天音様がお婿さんに来ていただけると聞いていたのですが。」
ヤーシュさんは、正装に着替えて気を取り戻したようです。
「まさか、本気にしたのではないだろうね、
天音は仮にもアタランテ帝国の第2皇子だよ。」
まあ、そうですね。
「........そうですか、ではこの話はなかったことにしてください。」
ヤーシュさんは吹っ切ったようです。
「婚約が破棄できると思ってるのかい?」
皇子様はすこし脅しをかけるようです。
「私は、クレハ女王に忠誠を誓っております、個人の幸せより、国民の幸せをとる事も必要と思っております。」
政治官のスイッチ入ったね。
「嫌だ、ヤーシュと別れたくない。」
天音皇子様は本気だったんですね。
「天音様、私もお別れしたくありませんが、アタランテ帝国として天音皇子様が必要とされるのでしたらきっと尽くしていただけると信じております。」
すこし、声が震えてるよ、ヤーシュさん。
「...これでは、私が悪者のようだね。」
皇子様が言った。
「国にとって一番大事な事を考えるのが皇太子殿下のお役目ですから。」
ヤーシュさんは静かに微笑んで言った。
「ヤーシュ・キャセラ、君に天音・アタランテをあげよう、そのかわり条件がある。」
皇子様は決断されたようだ。
「なんですか。」
ヤーシュはすこしびっくりしている。
「将来、君と天音の間に子どもが出来た時、政治官になる子どもの実習先をルーリーナでなく、アタランテ帝国でしてもらいたい。」
大分、気の長い話ですよ。
「.....わかりました、政治官を望む子どもがいたら、アタランテ帝国で実習を奨めます。」
ヤーシュさんは言った。
「皇太子殿下、陽色兄様ありがとうございます、ヤーシュ、愛してる、君しかオレ...私は愛せない。」
そういって、天音皇子様はヤーシュさんを抱き締めた。
「天音様。」
ヤーシュさんは凄く嬉しそうに呟いた。
「僕は、甘いのかね、マイコ。」
帰り道、皇子様に聞かれました。
「皇子様はお優しいから、それでいいと思います。」
きっと、こう言う展開読んでたんじゃないかな。
「そうかい?」
ニコニコしながら手を出してきた皇子様と手をつなぎながら思った。
きっと、皇子様にもいつかいい人が見つかって婚姻できますよ。




