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紫世界の魔王様  作者: 阿野根の作者
紫世界の魔王様
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その34 光の女神(元女装)の世直し手帳5

的に矢が当たった...。


「レーホヘルト、かなり、正確に撃てるようになった。」

浄化の矢の師匠狩人の神ガンサー様が誉めてくださったわ。

「ありがとうございます。」

ガンサー様、細かい指導が多くて一番厳しいのよね。

「それで、お前も猟犬がいるとおもって、一匹つれてきた。」

ガンサー様の懐から茶色い子犬が顔を出していたのはそういうわけでしたのね。

「可愛いですわ。」

私が手を差しのべると子犬は匂いをかいだ。

「相性も良さそうだな。」

ガンサー様はそういって子犬を渡してくれたわ。

「くーんくーん。」

子犬は可愛いくないたわ。

苑夜みたいに可愛いわ。

「柴犬だ、サータの子犬だよろしく頼む。」

そういって、ワンコ世話用グッズも渡してくれたわ。



「レーホさん、この人達、お知り合いですか?」

キリヤと名前をつけたワンコと光の神殿に帰ると、困惑している、苑夜が透けてる男性二人にかこまれてたわ...あ、見覚えあるかも。


「お父様!お父様もお目覚めになったのね。」

最高神ロームヘルトのお父様が透明感溢れる姿でいたわ。

『おお、可愛いほうの息子、意識は目覚めたんだけど、身体がまだ目覚めてないぞ。』

そうなのでも、意識だけでもすごいわ。

『目覚めたら、闇の魔王がお前の嫁で、可愛いグラマーちゃんになってたのが驚いた、もっと、露出度満点の格好してもらいたいな、可愛い方の息子の嫁。』

苑夜ちゃんは、その言葉を聞いたとたん、ささっとわたくしに影に隠れたわ。

『ロームヘルト、それはないだろう、レーホヘルト君、大きくなった。』

この人は、知識の神ニーラスタ様ね。

「お久し振りですわ。」

私は挨拶したわ。

『レーリィンシアさんそっくりだな。』

そうかしら。

『可愛い方の息子、嫁にもっと色気のあるカッコ買ってやれよ、三角ビキニとか。』

何、言ってるのよ、苑夜にそんなの着させたら私、目のやりどころにこまるわよ。


「まだ、そんな事言ってるの、今、封印しなおしてあげるわ。」

苑夜の部下の平山さんが言ったわ。

「やめてちょうだい。」

私が何とか止めようとしてる内に時間切れ、また来ると言って二人は消えて言ったわ。まだ、完全復活には遠いのね。


「あのお父さん、何か嫌です、レーホさん。」

苑夜が目に涙を浮かべて言ったわ、もし、お父様事、嫌だから、婚約解消なんてなったら恨むわよ。

「苑夜、ごめんなさいね。」

私は、苑夜を抱き寄せようとしたわ。

「キャンキャン」

キリヤが私の懐から泣いた。

「...ワンコだ。」

苑夜は、気がまぎれたみたいでキリヤをなでなでしたわ。

「ガンサー様がくれたのよ。」

キリヤがもぞもぞしてるので、懐から出して苑夜に渡したわ。

「かわいい。」

苑夜はキリヤにほうずりしてるわ、キリヤも可愛いけど、苑夜も可愛いわ。


「あら、可愛いわね、レーホヘルトさん、あの、変態...いえ、あの人何とかしてください。」

平山さんに言われちゃったわ。


どうしようかしら、お母様だって押さえられらかったのに...困ったわ、でも、苑夜にために頑張るわ。

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