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紫世界の魔王様  作者: 阿野根の作者
紫世界の魔王様
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その31 管理魔王のサポート日誌2

帰らずの洞窟ね、空間の歪みなのかな。


「木内さん、やっぱり、歪んでるよ、この洞窟の空間。」

空間制御師の笠田さんが言った、山の中の洞窟で近くの人は、近づかないらしい。

「...空間の歪みを直してもいいのかな。」

副官のギルおじさん...竹内さんに聞いた。

「木内管理魔王、直すのが良いと思います。」

竹内さんは冷静に言った...そうだね、そうしようか。

「笠田さん、歪み直しお願いします、皆さん、サポート入ってください。」

空間の歪みだから何が出るか分からないし。

「いきますよ。」

笠田さん(男、成熟度 中年)は空間制御の体制に入った。


洞窟の歪みがただされると、長年たまった何かと、少し弱ったウサギもどきが出た。。

「リフル。」

誰でも使える回復魔法を精霊交渉師のセリカさんが使ってウサギもどきを回復すると直ぐに逃げられた。


「...この残骸、どうするべ。」

環境修復師の森田さんが言った、まあ、確かに正体不明の骨だの、古代の物品、風化しているから、生々しくはないけど...やっかいだね。

「人とか出てこなくてよかったね...。」

最近は、出入りは禁止されてたらされてたらしいから近隣の町や村は。

「あの、骨とか怪しそうですわね。」

環境調整師のシーリアさんが言った。

「ま、片付けようか、せっかく、空間の歪み直したのに、魔王の仕業で洞窟がまがまがしくなったって言われたくないし。」

私が言うとみんな動き出した。


「凄かったね、空間考古学者には、宝の山だったろうけど。」

笠田さんが言った。

「考古学者ね、残しておいたほうが良かったかな、少し。」

回収した袋を見ながら言った。

「いいんじゃないですか。」

竹内さんは言った。

「みんな、お疲れ様です。」

ウェンロンがピンクのミルクココアをみんなに配った...はまってるよねこれに、ウェンロン。

「えー、これしかないの?」

笠田さんが言った。

「お茶のほうがいいですか?」

ウェンロンがあわててお茶を渡した。


「五十嵐魔王、こう言う系得意だよね、絶対。」

笠田さんが言った。

「ピンクのミルクココアの事ですか?」

私が聞くと笠田さんは首をふった。

「闇と空間の魔王だから、空間の歪みとかなんとかできそう。」

ニコニコしながら笠田さんは言った。

「五十嵐魔王は、空間制御師2級持ってますし、きっと得意ですね。」

ギルおじさんがニコニコしながら言った。

「五十嵐魔王には無理しないでもらいたいよ、ま、今度、サーフル魔王がコッチの世界の手伝うし。」

サーフル魔王、立候補したって聞いたけど、

おとうさんから、聞いたんだ、サーフル管理魔王を送る事にしたって。

「彼の管理領域は、大丈夫なのですか?」

ギルおじさんがさりげなく聞いたよ。

「サーフル魔王のおじいちゃんが復帰して面倒見てくれるって言う話だよ。」

そうに答えるとあからさまにギルおじさんはガッカリして呟いた。

「宮川、しっかり、ガードしろよ。」

ギルおじさん、別にサーフル魔王怪しい人じゃないよ。


せっかく、五十嵐世界魔王のためにサーフル管理魔王サポートに入れたのになんで警戒するのさ。

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