その2光の女神(女装)の世直し手帳1
久しぶりにあった。苑夜はすっかり大人の女性になってたわ。
「....五十嵐苑夜さんね。」
私のこと覚えてないわね。
「はい。」
昔から可愛かったけどやっぱり可愛いわ。
「やっぱり可愛らしいわね。フェレスに似てるわ、私はこの世界の光の神レーホヘルトよ。」
庭を気にしてる見たいね。
「よかったら、一緒に散歩でもどうかしら?」
やっぱり可愛いわ~。
「苑夜ちゃん行ってらっしゃい」
フェレスは来ないのね。別にいいけど
庭の植物を熱心に見てる姿も可愛いわ
「綺麗ですね。」
そうね、でもあなたの方が綺麗よ。
「ねぇ、苑夜さんには、この世界はどうみえるかしら。」
この世界のこと分かってもらえると嬉しいわ。
「力が少し足りなくて歪んでる気がします。」
やっぱりそうなのね。世界魔王には私と違う感覚があるわ、苑夜がいつもそばにいてくれればこんな話もできるのね。
「ねぇ、苑夜さんお願いがあるの」
頼んで見るわ。
「なんですか?」
「私と結婚してくれないかしら。」
でいいのよね。
「私は、あなたの事が気に入ってるの、はなしたくなければ、結婚もうしこめばいいって何かの本で読んだわ。」
あの本に書いてあったわ、誠意と共にって
「別にプロポーズしなくても友達関係とかでもいいんじゃないですか?」
友達じゃいつも一緒にいられない、いずれ他の人のものになってしまうわ。
「友達じゃ嫌なの。」
苑夜なんで引くの?
「初対面じゃないわ、あなたはうちの世界の世界魔王だもの、あなたが幼い頃何回か会ってるわ。」
そうよ。いつ来ても可愛くて仕方なかったわ。
「うん、苑夜ちゃんはこの世界の世界魔王として産まれたから何度もレーホヘルト様とは会ってるよ。」
大事な世界魔王だもの、一度も会わないなんて無いわよ。
「だって、私はひいお祖母ちゃんの跡取りで富士山の管理魔王」
「御不二さんはそのつもりだろうけど、苑夜ちゃんはこの世界が苦労なく見えただろう?」
御不二管理魔王になんか渡さないわ。
「見えた、見えすぎたよ。」
あの時世界が歓喜したのはわかったわ。
「僕もかつては見えた。苑夜ちゃんと違う所は世界に溶けきれないところかな。」
あなたは世界に受け入れられなかったから、だから世界はあなたを見逃したのよ、次代にかけて。
「私を世界魔王にすえる為にプロポーズしたんですか?」
なんて言う誤解なの違うわよ。
「そんなことでするわけ無いじゃない、純粋にあなたと一緒に居たいのよ、私はここにいないといけないの寂しいのよ。」
「私のどこがいいんだろう、婚約でいいならしますよ。」
あなたじゃなきゃダメなの、絶対に結婚にこぎつけるわ。
「私、女ですよ可愛い男の子の方がいいんじゃないですか?」
なんで、そんな誤解をえ?服装?話し方?
「私、女性方が好きよ、この格好は光の女神だったお母様の正装なの...言葉?お母様と同じように話してるけど変かしら?」
話し方自信無いわ、でも服装なら弟に頼めばなんとかなるわ。
「婚約者になってくれて嬉しいわ」
嬉しくて抱きしめちゃたけど力入れすぎたかしら。
「御不二さんに殺される~。」
御不二管理魔王なんて知らないわ。
なんて可愛いの~。
レーホヘルトさんの視点です。
色々考えてるみたいです