その10 魔王の部下の報告書3(三山由紀)
今日は委員会のありの為に早めに投稿します
昨日、お休みだった、苑夜ちゃんが左手の小指に指環してきた、光の神様とデートでもしたの~?...あの、奥手の子が...びっくりだわ~やっと春がきたのね♪
「ねぇ、その指環、やっぱり、光の神様とお揃いなの~。」
私が好奇心丸出しに聞いたら、赤くなったわ~。
「え~と、同じデザインのなくて似たようなのなんです。」
やっぱり、デートしたのね~、ますます赤くなったわ~。
「五十嵐さん、事務長が浄化クラゲの件で、事務所に来てくださいって言ってましたよ。
」
村中君は、事務所から今日実施予定の業務ファイル持って来たようね~。
「分かりました。」
苑夜ちゃんの表情がキリッとした、仕事スイッチ入ったみたいね~。
「費用の件で聴きたいことがあるそうですよ。」
村中君まとめて言いなさいよ~。
「あー、竹内事務長細かいっすもんね。」
田中君も領収書で苦労してるもんね~。
「費用の件なら、私も行くわ~。」
私は、浄化クラゲの見積書の控えを持って微笑んだ。
「あ、ありがとうございます。」
苑夜ちゃん、心細かったらしいわね~。
事務所に行くと竹内事務長は端末に向かって打ち込み作業していたわ。
「五十嵐魔王、お早うございます。」
気配を感じたのか事務長は、入力の手を止めて、苑夜ちゃんに向かって微笑んだわ、私は目に入らないのね。
「お早うございます、浄化クラゲの件と聞いたのですが。」
苑夜ちゃんが切り出した。
「ええ、50体、明正和大学から購入予定でしたね。」
そうよ、村中君の紹介でね~。
「あの、高すぎますか?」
苑夜ちゃん、なんかトキドキしてるみたいね~。
「結論から言うと、購入は、管理者会議で承認されました、まだ少し大学側と費用の件を交渉する予定ですが。」
竹内事務長は微笑んで言ったわ。
「ありがとうございます。」
苑夜ちゃん嬉しそうね~。
「今後もこう言う新しい技術の情報があったら、提供をお願いします。」
竹内事務長は苑夜ちゃんをなめるように見つめて甘い美声でいった...苑夜ちゃんは気がついて無いみたいだけどね...うちの旦那もこのくらい色気があればね~。
「所で、五十嵐魔王、その指環作業中に落とすと行けないから、外した方が良いですよ。」
抜け目無いわね、ギルバート・何とか・竹内
「あ、すみません。」
あわてて苑夜ちゃんは『差し入れ小袋』にしまったわ。(空飛ぶ人参ソウトントンに頼むとくれる空間圧縮小袋よ、苑夜ちゃんのは緑に銀糸刺繍なのね、私も愛用者なの便利よね~。)
「...例の婚約者からですね。」
なんかつぶやいてるわ、いつ婚約のことしったのかしら?宮さんから?
「浄化クラゲの件は、三山主任事務員と打合せするので、五十嵐魔王は仕事頑張ってくださいね。」
極上の笑みを浮かべて事務長は言ったわ。
「はい、ありがとうございました、三山さん後はよろしくお願いします。」
「期待してますよ。」
甘い美声で事務長は言ったわ。
苑夜ちゃんが居なくなるのを待って私はいった。
「そんなに好きなら、告白しちゃえばいいのに。」
私とギルバート・何とか・竹内は同期だから本当は気安い間柄なの、宮さんもね、でも、コイツモテる癖に独身なのよ~。
「私は、周りをしっかり固めてからのつもりだが...。」
ああ、アンタそう言うタイプだもんね。
「トンビにあぶらげさらわれた癖に。」
と言うとギルは私をにらんだ。
「うるさい、自分より明らかに年下で成熟度下の相手だから様子を見てたんだ、クソッロリコンめ!」
アンタもね...ま、苑夜ちゃんは童顔じゃないし、大人の女性に見えるからロリコンには当たらないと思うけどね。
「でも、光の神様の方がアンタより外見的に若いし初々しいし、アンタよりも苑夜ちゃんにお似合いだと思うけど。」
ギル、あきらめなさいよ、それか...ダメもとで玉砕するか。
「写真見る限り、光の神は若造だな、フフフ、何とか、苑夜さんに私の方に良いと分からせて...。」
オーイ、ギル、朝から妄想しないで~、それに年齢的には...あー、アンタ時竜だっけ?...どっちが年上なのかな、光の神様と?
「私、アンタが犯罪者になったら友達やめるからね。」
「......大丈夫です、ともかく浄化クラゲの件ですね。」
フン、だ、アンタがどんなにマトモなふりしても宮さんと私、その他同期の人達には本性丸わかりなんだからね。
ギル、高校卒業して見習いで入社したてだった時から苑夜ちゃんに目を付けるなんて、どんなロリコンよ~。
と思いながら私はギルと浄化クラゲの見積書を見ながら仕事の話をした。
ユーザー名 飛人参で宇水の妖怪転生前の話公開中です、よろしければご覧ください。(書いてる作者は私ではありません。)
よろしくお願いいたします。
明正和次元が共通世界となってます。
明明生和次元→明正和次元が正しいです。
すみません。




