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紫世界の魔王様  作者: 阿野根の作者
紫世界の魔王様
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幕間 ラームヘルトの思惑

兄ちゃんが珍しく光の制御を変わってくれと言ってきたので120年ぶりに光の神殿に言った、この間も男の現代の服装用意してほしいって言ってきたのでびっくりした、嫌なウワサも聞くし、変な女に引っ掛かってないといいがと思って太陽に飛んだ。


兄ちゃんは120年前と違い表情豊かでオレが用意した男の服装をしていた、格好いいぞ兄ちゃん☆

「悪いわね、ラーム、来てもらって。」

言葉遣いは母ちゃんにソックリなのは変わらなかったけどな。


兄のレーホヘルトは最悪の女に引っ掛かっていた。

どこがいいんだ、あんな、闇の魔王のひ孫なんて、確かに可愛い顔してるけど、兄ちゃんの美貌に釣り合わないぞ。

「レーホヘルトさんに対して誠実に対応する」

とあの女は言った、真剣なまなざしだったな。

とりあえず、様子を見ることにした。


しかし、良く兄ちゃんこんなに細かく光の制御してるな、真似できないぞ。


夜、二人は朝より仲良くなって帰って来た。

「ラーム、ありがとう♪お土産よ。」

兄ちゃんは上機嫌で『名物☆レーリィンシアム饅頭』をくれた。

「今日は楽しかったです。」

「私もよ。」

オレが饅頭を食べている前でキスし出した。

指環交換するほど仲良くなった癖に、なんでこの二人から男と女の関係の匂いがしないんだ?

...そうか、引きこもりの兄ちゃんはもちろんの事、この女もまだガキなのか...だから、色気が無いんだな、体つきは大人な癖に。

「せっかく、兄ちゃんに楽しい思いさせてやろうとおもったのに。」

まあ、あんだけ仲良ければチャンスはある、その為には、兄ちゃんがゾッコンらしいこの女から絶対に別れを切り出させないように慎重にしないとな。

そうしないと、120年前の...反応の薄い兄ちゃんにもどちゃう。

兄ちゃんに色々と教えないと発展しなそうだな、いつまでも、子どもデートなんて兄ちゃんがかわいそうだ、あの女も大人の肢体の持ち腐れだ、目指せ『宿泊☆大人デート!』まずは大人のキスを兄ちゃんにやり方教えてやらないとな。


オレは、レーリィンシアム饅頭を食べながら思った、兄ちゃんの幸せ最優先!その為なら闇の魔王のひ孫も嫁として受け入れるさ!と


でもレーリィンシアム饅頭、いまいちだからこんどのデートの時は別のにしてくれ、大人気、行列スイーツ 『光の木の実』を希望する。

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