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紫世界の魔王様  作者: 阿野根の作者
紫世界の魔王様
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その9闇の魔王の後始末レポート3

日にちごえしてしまいましたけど申し訳ございません。

11月24日分なので25日分は別に投稿します。


紫色の抜けるような空のした私はレーホヘルトさんに抱き上げられたまま人間の住む国に降りた、レーホヘルトさんはそのまま歩き出そうとした。

「あの、下ろしてください。」

私は少し話したい事があったので下ろしてもらった、幸い降りた所は公園の林みたいになってる所で目立たなかった。

「どうしたの?苑夜ちゃん。」

心配そうにレーホヘルトさん私の顔を見ている。

「レーホさん、ラームヘルトさんみたいな考え方する人ももっと沢山いますよね。」

私は少し落ち込んでいた。

「そうね、でも苑夜ちゃん、あなたが2~3才くらいだったかしらね、フェレスが突然あなたをつれて来て、どうしても付いて行くってしがみついて離れなかったですって連れて来たのよ。」

ウフフと笑って言った。

「私、今より、感情の起伏がなくてね、あなたの事泣かせちゃったわ、でも可愛かったわ、私は来るたびに可愛くて仕方なくて段々癒されて、この子が世界魔王になってくれるのならきっと世界は癒されるって思ったのよ。」

そんなことないです。

「買いかぶりです。」

レーホさんは私の手を引いて歩き出した。

「そんなこと無いわって言っても信じないかもしれないけど、本当に癒されたのよ。」

嬉しそうにレーホさんは微笑んだ。

「あの、どこ行くんですか?レーホヘルトさん。」

私はとまどった。

「さっきみたいに、レーホって呼んでちょうだい。」

嬉しそうに言った。

「じゃあ、私は呼び捨ててください。」

年上だし、でも、どうして、こんな綺麗な人が私みたいな平凡な容姿の女と婚約なんてしたんだろう、引く手あまただろうに。

「苑夜、せっかくレーリィンシアムに来たんだからデートしましょう?」

嬉しそうにレーホさんは微笑んだ。


レーリィンシアムはレーリィンシア王国の王都だそうで、凝った形の噴水を中心に石畳の道が広がっている大きな公園だった。

「綺麗な公園ですね。樹木が知ってるのと知らないの半々ぐらいです。」

最初に光の神殿で見た木もある。

「そう言うところ見るのね、でも苑夜の方が綺麗よ」

私は真っ赤になった、嬉しいな、でもよく臆面なくいえますね。

「あ、あのーありがとうございます。」

レーホさんの方が綺麗なのに。

「可愛いわ。」

うっとりとレーホさんが私をみている、いたたまれなくなって話題を変えた。

「あの、お城なんですか?」

公園の向こう側に塔の連なった建物が見える。

「レーリィンシア王国の王城よ、興味があるの?見学コースは予約制だったわね。」

レーホさんって良く知ってますね。

「この次一緒に行きませんか?」

私は、誘って見た。

「この次もデートしていいの?」

すごく嬉しそうににレーホさんは笑った。

「レーホさんが良かったらですけど。」

「絶対に行きましょうね。」

力一杯言われました、手が痛いです。


その後、私達は、公園を出てデートをした、レーリィンシアムって東京みたいな賑やかさだったな♪色々お店のを見て回ったし、レーホさんが女言葉だからそんなに緊張しないでしゃべれたしね。


日が暮れる頃、黄色から段々深緑になる空を小高い丘で一緒に眺めてたら、き、キスされちゃいました。


空に珍しく11個全部の月が登る頃、光の神殿に帰って来ました。

「今日は楽しかったです。」

素敵な雑貨店でお互いに相手のサイズを買って取り替えっこした指環を見ながら思わず言っちゃいました。

「私もよ。」

ってレーホさんに抱き締められてまた、キスされました。

「そんなに、離れがたいなら宿でもとって泊まってくれば良かったじゃないか。」

ラームヘルトさんに言われましたけど、無理です、まだ、そこまで大人じゃありませんよ~。

レーホヘルトさんは世間知らずです、調べただけです。

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