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1.17のホワイトアウトin大阪

作者: 白夜いくと




「大阪も揺れたんだよ」

から始まる朝ごはん1.17


今生きてる奇跡

感じることなんてなんにもしてないな


テレビをつければ昔の街が映る

私の知らない土地の、私の知らない話が

物語のように流れてくる


そこに居た人、もう居ない人

悲しさや怖さは不思議と感じない


想像力の欠如

生きるために飲む薬

効いてるのか知らないけれど


外に出たら

木枯らしと靴の音が鳴っている

その事実が心地良い


もし悲劇が起こるのなら

今じゃないどこかずっと遠くの未来で

なんて思うと不謹慎?


帰ったらずっと音楽を聴いてる

ゲームも料理も最近飽きた


詰まらない人間の暇つぶし


「詩を書こう」


書きながら

物事の核心を得ない

ホントにバカな詩だと思う


……果たして詩なのかこれは


かけがえのない時間の中で

文字なんかに酔ってる自称ポエマーに


この世の何が分かる

『私』の何がわかる


目を醒ませば

泣くでもなく笑うでもなく

無表情な私の吹く鼻息が携帯にあたるだけ


感情はタップすれば見つかるのか

私の気持ちはそんな物なのか


答えてみせろよ、自称ポエマー


感情を文字にしてみると

美しい部分なんてどこにも無くて


醜さも綺麗さも削ぎ落とした

文字だけが黒く濁る


窓辺を何度も見ては

外に出る機会を失う


寒くて冷たい冬

視界がホワイトアウト

これでは見えるものも見えない


大阪に雪など降ってこないというのにね




家に居ると、1日1日を無駄にしている感覚があります。でも、そんな日常こそがあの日あの時、あの場所に居た人たちが最も欲しかった時間かも知れないと考えると、少しだけ。ほんの少しだけ「あともう少しこんな時間が続いたら良いな」なんて思うのです。


震災時のリアルな気持ちは正直忘れています。そんなあやふやな気持ちで震災の詩を書いても、どこか他人行儀で、寄り添うことなんてできないと思うから。敢えて今の気持ちを書きました。


震災をファッション感覚で綴りたくないですから。

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