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専守防衛の在り方

専守防衛、考えれば考えるほど難しいものです。

お見苦しい文章も多々ありますが、温かい目でみまもってください。


第1話 専守防衛の在り方


日本国憲法発布から、64年もの歳月が流れた。

しかし、その間一度も憲法改正が行われたことはない。

そのことも含めて、考えてみようと思う。


▣ 2010年2月24日水曜日 午前10:30 ▣

▣ 四国沖自衛隊演習海域付近 ▣


ここ四国沖の演習海域では、有事に備えての演習が行われている。

今日は、呉所属のDDG174「きりしま」とDD105「いなづま」が、

対空演習を1200より予定していた。

しかし、実際には攻撃を受けなければ機銃弾1発たりとも放つ

ことさえ許されない。

こういうところでも、憲法9条が重くのしかかってくるのだ。


▣ 同日 午後12:00 ▣

▣ 四国自衛隊演習海域 DDG174「きりしま」CIC ▣


「対空戦闘用意、CIC指示の目標。」

きりしまの艦内に戦闘配置の指示が下った。

「はぁ、有事法もないのにこんな演習意味あんのか?」

一人でぼやいているのは、砲雷長の水谷であった。

「そうぼやいても仕方ないっしょ、水谷さん」

部下である川田が声をかけてきた。

「何をぼやぼやしている、戦闘配置につかんか!!」

怒鳴ったたのが、副長の矢田さんである。

いそいで戦闘配置につくと、渡された指示書を開いた。


「1151、所属不明機がスクランブルの機を撃墜しこちらに向かっている。

 目標は3機、直上通過予定1205。」

水谷が指示書の通り読み上げる。

「スタンダード発射用意。先行するaに目標。」

カタカタと諸源の入力をはじめるミサイル員を横目に、

次の指示書を開いた。

「所属不明機、さらに接近。不明機より小型目標が飛翔、

 迎撃用意。」

言い終えたところでミサイル員からOKサインが出た。

「スタンダード発射。主砲、CIWSは迎撃に備え。」

「小型目標は、対艦誘導弾と判定。迎撃を具申します。」

電測員からの報告を聞き、許可を出した。

実戦ではないので、データーだけが送信される。

「対艦誘導弾2発、後部機関室に命中。火災発生!!」

艦内に放送が流れ、機関室にかけていく。

少しだけ、スピードが落ちた感じがする。

そこにミサイル員からの報告が入る。

「目標3機中2撃墜、さらに1機近づく。シースパロー間に合いません。」

「右主砲戦、撃ち方はじめ。目標を撃墜せよ。」

データー上では、砲弾が目標に向かって飛翔しているころだ。

「目標全機撃墜。」

「対空戦闘用具おさめ。周辺海域の再探知!!」

水谷が一息つくと、レーダーから目標なしの報告が入った。


演習終了後、水谷は自室で考えていた。

(もしあれが演習ではなく、実際だったら日本はどう対処するのだろう?

世間体ばかり気にする政府は有事法の制定を一向に行おうとしない。

やはり、1度痛い目を見ないと学習しないのだろうか?

しかし、悪いほうにばかり考えても意味はない。

守るに値しない国家だとしても、その国を守る道に進んだ俺にはそのこと

を続けるしか、道はないのだから・・・。)


考えさせられるものが山ほどあるが、この日本に守るべきものはあるのだろうか?

みなさんにも少し考えてみてほしいですね。















専守防衛というものを、今まで深く意識したことはなかった。

けれども、これを書き始めて少しずつ分かってきたような気がします。

次はいつ更新するかわからないですけど、温かい目で見守ってください。

よろしくお願いします。

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