第三章 登場人物
【図書館都市ダンジョン】
無人の荒野「足立」にある、高さ100m余りの丘の上にある。
大小の図書館を積み上げた塔型ダンジョン。
タイプ:図書館(本・新聞・雑誌を産出)
規模:6層群44階・高さ約230m・延床面積13万㎡
モンスター数:5(うちネームド5)
固有法則:建物内火気使用禁止、コアルーム等は部外者立入禁止
【ダンジョンマスター】
名前自体が無い。一人称は「我輩」。畜生。
主食はビール・ブラックコーヒー・チューハイ・エナジードリンクなど。
【マリー】
ローズマリー修羅。一人称は「わたし」。
身長はわずかに高め(163cm)。1纏めにした青い金属光沢(構造色)の黒髪と尖った(長くは無い)耳を持つ。肌は白く目は深い青みがかった黒色(青を濃くした黒目)。女性の格好をしているが厳密には性別は無く胸も皆無。
ダンジョンでは一番体重が軽い。なお、修羅は人間より体重は軽く、逆に餓鬼はかなり重い。主に都市計画や農業を担当。
【ミント】
ミント修羅。
中性的で、やや背が低い(158cm)。短い髪は明るい緑の金属光沢(構造色)の緑髪で、目も鮮やかな明るい緑。肌は淡褐色。
服装には頓着しない。主に科学技術関係を担当。
【アン】
ラベンダー修羅。
背は高く(174cm)痩せ型、薄紫の金属光沢(構造色)の黒髪で、目の色は黒に近い深い紫。
服装はダークグリーンの地味なロングドレス、白のエプロンと帽子が標準。生活力のないマスター・マリー・ミントの面倒を見るのが仕事。サピエン先生とラージャは自分のことは自分で出来る。
【サピエン先生】
セージ修羅。一人称は「私」または「儂」。
身長は普通(167cm)。髪はわずかに緑を含む灰色の金属光沢(構造色)で地の色は灰色。目は緑がかった灰色。格好は男性で雰囲気はオッサンだが、もちろん性別は無い。
主に医療と教育を担当。もっぱら裏方で、あまり出番は無いが重要な仕事。
【ラージャ】
バジル修羅。一人称は「私」。
背が高く(165cm)細マッチョな筋肉質。鮮やかな濃い緑の金属光沢(構造色)の腰近くまである長髪。目は黒(緑を濃くした黒)。肌は褐色。
薙刀と乗馬を嗜む武将。設定上は法学部卒。主に軍事と行政を担当。
●人間など
【代官】
吉田西市佑従七位下相当。常に一人称を使わない。
偉そうなオッサン。この地域としては背は高い方だが、別に6尺あるような大男ではない。
ダンジョン都市より西方「入間」地方の代官(非世襲領主)で、入間赴任以来、米を食べていない。
【越前屋】(名前は未出)
燃料商。一人称は「わたくし」が多いが場合によっては違う。
石炭を扱うのが夢。図書館都市ダンジョンに入り浸る。
【岡田太郎左衛門】
入植者の世話役。半ハゲの男。一人称は普段「俺」だが、目上には「拙者」。
読み書きは出来ないが猛特訓中。
【岸団長】
岸播磨介。
馬が1頭も居ない武士団「岸団」惣領。代官が騎士団と岸団を聞き間違えて連れてきた。
一人称は某・俺・儂など使い分ける。この世界の人間にはよくあること。
(なお、修羅や獣人は、あまり一人称の使い分けをしない)
【ハルナ】
毛の国から来た馬獣人(馬脚)。一人称は「あたし」。
下半身と目・耳が馬で、頭は人間。毛色は鹿毛。牝。
顔が動物では無いが、この世界では畜生道なので獣人。
ラージャが騎乗、つまり背負子に乗っている。並の馬より足が速いが、さすがに競走馬よりは遅い。
●地域・都市
方位と相対的位置関係は埼玉県にある程度似ているが、当然異世界なので一致はしない。距離は全く異なる。
【霞ヶ関】(かすみがせき)
入間代官所。西に3日。涸れ川を越えた先に地方城主の城と城下町があり、そのさらに西約1里に位置する。
【古凍】(ふるごおり)
比企代官所。北西方向。
【府中】(ふちゅう)
多摩代官所。この国の中心。
【毛の国】(け)
北の隣国。獣人が多い。
【総の国】(ふさ)
東の隣国。南東にある国府台は葛飾代官所で、中山路は国境まで無人地帯が広がる。




