第二章 登場人物
【図書館都市ダンジョン】
大小4つの図書館を積み上げた塔型ダンジョン。台地にいくつもの涸れ谷が点在する無人の荒野「足立」にある、高さ100m余りの丘の上にある。
北西方向に比企代官所・古凍の町、西方向(3日行程)に入間代官所・霞ヶ関の町。東と北はずっと砂漠。地名は埼玉周辺に似るが、地形や距離は異なる。
タイプ:図書館(本・新聞・雑誌を産出)
規模:4層群26階
モンスター数:4(うちネームド4)
【ダンジョンマスター】
名前自体が無い。一人称は「我輩」。畜生。
主食はビール・ブラックコーヒー・チューハイなど。エナジードリンクだけメーカーが異なる。
【マリー】
ローズマリー修羅。一人称は「わたし」。
身長はわずかに高め(163cm)。1纏めにした青い金属光沢(構造色)の黒髪と尖った(長くは無い)耳を持つ。肌は白く目は深い青みがかった黒色(人間の茶を濃くした黒目では無く、青を濃くした黒目)。女性の格好をしているが厳密には性別は無く胸も皆無。
(従五位上相当)図書頭を狙ってみたりする。
修羅は、6大煩悩、貪:強欲・瞋:怒り・癡:嫉み・慢:傲慢・疑:疑い・悪見:間違った考え、のうち、怒り・傲慢・嫉みが強い種族。マリーは相当に傲慢だが、好き放題やっているので怒ることは少ないし、天然に他種族を見下しているので嫉んだりはしない。
【ミント】
ミント修羅。
中性的で、やや背が低い(158cm)。短い髪は明るい緑の金属光沢(構造色)の緑髪で、目も鮮やかな明るい緑。肌は淡褐色。
服装には頓着しない。
【アン】
ラベンダー修羅。
背は高く(174cm)痩せ型、薄紫の金属光沢(構造色)の黒髪で、目の色は黒に近い深い紫(マリーは黒、アンは紫)。
服装はダークグリーンの地味なロングドレス、白のエプロンと帽子が標準。
【サピエン先生】
セージ修羅。一人称は「私」または「儂」。
身長は普通(167cm)。髪はわずかに緑を含む灰色の金属光沢(構造色)で地の色は灰色。目は緑がかった灰色。格好は男性で雰囲気はオッサンだが、もちろん性別は無い。
●人間達
【代官】
吉田西市佑従七位下相当。一人称を使わない。
偉そうなオッサン。
ダンジョン都市より西方「入間」地方の非世襲領主。江戸時代の代官よりは権限はある。
入間赴任以来、米を食べていない。
【越前屋】(名前は未出)
燃料商。一人称は「わたくし」。
石炭を扱うのが夢。図書館都市ダンジョンに入り浸る。
【岡田太郎左衛門】
入植者の世話役。半ハゲの男。
読み書きは出来ないが猛特訓中。
【三郎】
比企小森新戸三郎、無位無冠。
北西の比企に住む武士団の生き残り。兄二人をマリーに殺された。
(明日は休載です)




