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011:世界樹の苗木……そんな世界樹があるか

【コアルーム】


 領主が生贄を捧げたことにより、図書館ダンジョン……いや燃料庫ダンジョンには十分なエネルギーが蓄積された。

 そんなある日、ダンジョンマスターは秘書のマリーが植物の鉢植えを持っているのを見かけた。

「マリーさん、それは?」

「世界樹の苗木です。」

「世界樹?」

「修羅は普通の人間より脳の効率が良いとは言え、それでも記憶容量には限界があります。ですから、いわば『外部記憶装置』が必要になります。植物の『分身』というか『本体』は脳が無いので記憶密度は低くなりますが、幹に記憶させた記録は『忘れる』ことが無いのが利点です。」

「分かったような分からないような。……え、その鉢植えが植物のローズマリー?」

「そうですね。樹木系の修羅の固有能力です。」

 本体としての樹木を持つことができる。であり、世界樹では無い。

「世界樹って、それこそ天まで届くような木だろ。で、ローズマリーって2mくらいの灌木だったはず。」

 しつこく繰り返すが、この世界にメートル法も国際単位系も無い。一部のダンジョンは設計そのものはメートル法だが。

「そこは問題無いと思いますよ。……たぶん。」

 短いのは仕様です。

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