第一話 転生させられた
1話
わからない。ここはどこだ?俺の名前は?いや さすが に自分の名前は覚えてるか。
えーっと、黒石輝。17歳で高2。自分で言うのもなんだけど悲しいくらい微妙な年齢で死んだな、せめて18が良かったわ。
「わ〜遅刻遅刻!」
なぜに王道なセリフでどこぞのじっさまが出てくるんだろう。
「そんな目で見るな!」
無意識のうちに不快な顔をしていたようだ。でも許してほしい変なじっさまがきもい声で王道なセリフ言って来たら誰でも引くと思う。のび太君を侮辱するな!ってネコ型ロボ〇トが怒ってくるぞ。
「おおっと取り乱してしまったな。すまんな。おぬしは死んだんじゃ。」
うん。聞き違いだ。そんな簡単に人は死なないからな。
「おぬしは登校中に橋が折れてそのがれきで頭蓋骨が陥没。ようはがれきに殺されたんじゃ。」
なんでそんな詳細が言えるんだこのじっさまは。
「まあそれはわしらにも予想外の出来事じゃったからとりあえず魂をこっちに呼んだわけじゃよ。」
胡散臭いなこのじっさま。このじっさまに俺は誘拐されたんじゃないのか?
「とりあえず本の世界に戻ることはできん。別の世界に転生か魂の消滅かを選ぶことになるのぉ。」
なんかこのじっさま話早いな。俺がついていけてないんだけど。まあ消滅はないだろう。17年で人生終えたくないぞ?
「わかった転生じゃな!」
一言も口にしていないんですけど勝手に決めるのはやめてもらっていいですか。
「じゃあおぬしには魔力と気を多めに渡しとくからの。がんばって生き残ってくれ。」
は?一方的に説明して終わり?そんなことないよね。うん、ないはずだ。ないはず…だ....
む。おはよう。えーくそみたいなじっさまに一方的に説明された後異世界に飛ばされたみたいだな。ていうか息できねえし狭いし居心地悪いなここ。ん?なんか外に引っ張り出されるような。痛いな、泣くぞ、泣かねえけど。お、明るくなった。
「jkジjヂqmンhyqy8イイvヌfhhqf0h%イジュgt!」
ふむわからん。でもなんか赤子から始まるみたいだな思春期真っ最中の俺にあれはきついんだけど耐えるしかないのかな?あのじっさま細かいところまでは全然説明しなかったからな。ほんとむかつくな。とりあえず今は賢者モードを使用しとかないと持たない気がする。
おぎゃあおぎゃあ!!
おっと、無意識のうちに泣いちゃうな。なんでだろ。
「hkしhうぃhvうぃのいあふhv。」
あ、賢者モードMAX。
ごくごくごく。
自分でも考えられないほどの速度で飲むなあ。え?何を飲んでるのかって?水だよ、多分。
キュポッ
ふー飲んだ飲んだ。え?何を飲んだのかって?水だよ、多分….。
あー、食事のたびに精神使うわ。まあそれなりに生活はできるだろう。
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