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転生吸血姫は世界を知る

「…ん、ここは…森の中?」


私が目を覚ますと周囲に少しだけスペースがあり、外側は木々に囲まれていた。

(女神様ともっとお話したかったな~、?これは…)

私の足元にメモのようなものが落ちていた。

“拝啓一之瀬美琴様 今あなたがこのメモを読んでいるということは、無事に転生できたようですね。

さて、新しい世界でまず何をすればよいかなどわからないと思うので、私のほうからささやかなプレゼントを贈らせていただきました。それをうまく活用してね♪プレゼントのほうは収納魔法の異空間の中に入ってるからね、収納魔法の使い方だけど美琴ちゃんなら頑張って念じればどうにかなると思うわ♪それと自分の能力についてはすでに色々と感じていると思うけど、見ようとすれば見えるはずよ。そして私に会いたくなったら教会にきなさいな、まってるわね。

                                 女神ガブリエルより”


PS 次あったときは女神様じゃなくて、ガブリエルと呼んでね♪それとおそらく口調が少し変わっていると思うから気を付けてねっ


「口調?一体どういうことじゃ?…ん?じゃ?…な、なな、なんだこれえええええええええええええ!!!!」


***


…いったい何がどうしてこうなってしまったのじゃ…はっ!?まさか…“あなたの記憶を覗かせてもらったから”

ぐっ、まさかこんなことになるなんて…しかしこれもこれでありか。して、まずは能力についてじゃな、どんな感じになっておるかのう。


名前 エルシィ・ラーヴァ 

性別 女

種族 真祖 

年齢 0歳


魔力量 ∞


能力 真祖 全魔法適正 創造魔法 魔法無効 物理無効 精神攻撃無効 環境変化耐性 

   魔眼 魔法創造 


称号 始まりの真祖 超越者 唯一無二の存在 不老不死 

加護 女神ガブリエルの加護


「なかなかすごいことになっておるのう、しっかり名前まで反映されておるし。さすがにこの見た目で日本の名前は違和感あるからの問題ないな。して、プレゼントの方を確認してみるとするか、魔法の使い方は体が覚えておるようじゃし、不思議じゃがなんとも便利な体じゃな!」


エルシィが収納魔法の中身を確認すると一冊の本が入っており、表紙のところにはこう書いてあった。


      “サルでも分かる世界情勢!!”


「…まあ読むとするか。」


***


「ふむふむ…妾が今いるこの大陸は『エステルガルド』というのじゃな。人族にエルフにドワーフ、そしてドラゴンとな他にも色々とおるようじゃし実際に見てみたいものじゃ、して妾達吸血鬼はというと…なになに200年前の戦争で一人残らず絶滅と…な、なな、なんじゃとおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


***


「はぁ、はぁ、はぁ…ということは今この世界に吸血鬼は妾しかおらんのか、これはちとまずいか?いやそうでもないか、その気になれば眷属にして増やせばどうにかなるじゃろ。他にはなんじゃって?この世界に住まう生き物はだれしも必ず魔力を保有しており、空気中には魔素が存在している、となるほどなるほど……」


エステルガルド大陸には3つの主要国家があり、北のアスラ帝国、東のユーグストリフ公国、西のイスチナ王国がある。またこれらの国がある大陸を人界、大陸の裏側にあるとされているのが魔族の住まう国がある魔界である。

魔法には各種属性があり、火、水、風、土、の四元属性また、それぞれの上位属性である炎、氷、雷、金属、それとは別に闇、光、空、時などがある。ちなみに収納魔法は空属性の魔法である。


「ふむふむ…まあこんなとこじゃな、魔力に関しては先ほどから感じておるし、空気中の魔素も目に魔力を集めて見れば認識できるようじゃしな、属性に関してはまだよくわからんがそれは追々どうにかなるじゃろうしな!!さて、そろそろ異世界初戦闘と行こうかの、まずは周りにどれだけおるかじゃの、それにしてもこの体、力に満ち溢れておるな流石はエルシィ様といったとこかしかも使い方も体が覚えているようじゃし、心配いらぬな。」


そうして魔力探知で気配を探り始めるエルシィだがここである違和感に気づく。少し離れたところにある魔力反応が今にも消えてしまいそうなくらい弱っているのだ。

む?これは人間か?人間が1人こんな森の中でなにをしているのじゃ?まあよい一先ず行ってみるとするか。こうしてエルシィは反応のするほうへ駆け出して行った。


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