第1話 魔王の封印を解いた少女
初めて書いた小説なので至らない点やダメな点があったら指摘などして頂けるととてもありがたいです!
1話
そう....一生解けるはずがないと思われていた封印が今日解けた
100年前に勇者が自分の寿命の半分を代償にして掛けた封印を
「誰だ....?この我ナオ・カオス・グレイナスの封印を解いた者は?」
魔王はそう言いながら辺りを見回すと目の前に少女がいた
「お前が我の封印を解いたのか?」
その少女はきょとんとした顔で口を開いた
「あなたが100年前に封印されたっていう魔王?冗談でしょ?こんな幼い子供見たいなのが魔王!?期待ハズレだった。もっと強そうなのを期待してたのに....はぁ....。」
すごく落ち込んだ様子で独り言を呟いた。
「少し頭にカチンっと来たぞ!小娘があまり調子に乗るなよ?しょうがないだろ!?まだ5歳なんだぞ!?小さくてもしょうがないだろ!こっちはなんか勇者が来るから従者にどうすればいいか聞いたらとりあえず戦ってくださいって言われて戦ったけどピンチになった勇者がその仲間と5人で封印魔法を発動してそのままの状態で100年も封印されちゃったんだよ!この我の気持ちがわかるか!?人生始まって5年しか経ってないって言うのに100年も封印されるんだぜ?」
キレながら長話をしたからか、荒い呼吸を少しずつ抑えながら呼吸していた
「なんか....ごめんね....?私の名前はルミナ・エーフェルトよろしくね!」
「よろしく....?なんのことか知らんがお前の職業は魔法使いかなんかか?」
1番の疑問を聞いてみた
「私?私はアルティメットマジックマスターよ!すごいでしょ?」
ドヤ顔で言ってきた
「ほほぉ。その歳でそれは凄いんじゃないか?我は職業が魔王だからな〜。職業変えるか」
そう言い始めると何も無いところから魔王ナオのステータスなどが表示された
この世界では自分が強く思えばステータスが表示されるようになっている
そこで特殊スキルなどが見れる
「魔王のステータスかぁ〜。少し見してよ!」
好奇心が見て伝わってくるかのように感じてきた
「仕方ない。封印を解いた礼に見てもいいぞ」
そう言うと肩から覗き込むように見てきた
「どれどれ〜?え……。全てが「?」になってる?」
「ん?なんでだろうな?5歳になってから全てのステータスが「?」になってたんだよな〜」
不思議そうにそう呟くとルミナの顔が少し青白くなった
「魔王のステータスでも「?」になった魔王はいないって言われてたはずよ!?ありえない!」
震えた声でルミナがそう騒ぐ
「うーむどうするか。これじゃ人里に出たらそこが壊滅してしまうかもしれんな」
笑いながらナオは言ったがルミナにとっては冗談でも笑えなかった
「なにか力を抑えるマジックアイテムとかはないの?」
「素材があれば作れるぞ?」
「それじゃあ、これで足りるかしら?」
それを聞くとルミナはカバンからクリスタルなどを取り出した
「ほほぉ?我は本でしか見たことないがこれはクリスタルノヴァ鉱石か?初めて見たぞ」
それを聞くとルミナの口元がだんだんにやけ
「ふっふーん♪すごいでしょ?こんな貴重なものそうそう見つかんないからね!」
すごく少しイラッとさせるドヤ顔で自慢をされた
「まぁ、それはいいとしてこれで力を封印出来るアイテムが作れるぞ。1日くらいあれば出来る」
そう言うと早速作業を始めた
「小道具とかは使わないの?さすがに素手だけじゃきついと思うけど?」
「素手ではさすがに我でも無理だ、、、。空間魔法から出すのだ。」
手を宙にかざし魔法陣が浮かび上がった
そこにナオが手を入れると中から作業道具が色々と出てきた
「わーお!?そんな使い方があるんだね」
ルミナが驚いた表情で言ってきた
「逆にお前ら人はどう持ち運びしてるんだ?」
「私達は空間魔法を応用した魔法の鞄を持ち歩いているわ。魔力なんて回復するのに時間がかかりすぎるもの、」
「ほぉ?そんな技術があるとはな。人も成長を遂げているという証拠か」
ナオが感心したかのような仕草をした
「まぁ、100年も過ぎれば成長くらいするでしょ、」
そんな話をしている間に作業が終盤を迎えていた
「あれ?もうそんなに時間だってたっけ?」
ルミナが覗き込むように肩から覗いてきた
「想像以上に早く終わってしまったな。まあ一応試してみるか、使えなかったら意味ないからな」
ナオが作ったのはペンダントと両腕輪の封印術式がエンチャントされたアクセサリーだ
「効果があるといいね」
「我が作ったのだ。失敗はない」
そういいナオは黙々とペンダントと腕輪を付けた
「どう?」
「....」
「あれ?ナオが魔力がなんだか下がってるような....」
「……成功だ。ステータスがほぼ下がったぞ!」
ナオが喜びの声を上げながらガッツポーズをした
2話目がいつ完成するか分からないしもしつまんなければまた新しいのを作りたいと思います、