1.プロローグ
皆さんの小説を読んでいたら書いてみたくなりました。
初めてなので完結出来るように頑張りたいです。
どうぞ宜しくお願いします。
なにこれ……?
どうなっているのかな……?
「リマ……」
目の前に壮絶な美人の外国の女性がいる!
涙を浮かべた金髪碧眼の女性に手を握られている状態なんだけど……?
誰かこの状況を教えて下さい………!
◇ ◇ ◇
私は小春
樹木医を目指している大学2年生。
樹木医は、簡単に言うと木のお医者さん。植物を育てるのが得意なおじいちゃんに影響を受け、自然に関わる仕事に就きたいと思い勉強中だ。
今日は小学校の校庭へ来ていた。
春の大型連休が近づき、清々しいくらいの青空が広がり、日差しを受けて風にそよぐ若葉は光っていた。
肩まで伸びた髪をポニーテールで結び、白い長袖シャツとカーキの作業用エプロンを身につけて、植樹をする桜の苗を手に持った。
小学校に植えてある欅の木が枯れそうになっていると相談を受け、樹木医の教授と樹木医を目指す大学の仲間と何度か訪問している。
相談を受けた樹齢200年を超える欅の木は、とても弱っていた……樹木医の教授の指示により、欅の根元の土を掘り、根に酸素と水、栄養を点滴してどうにか枯れる危機を脱した……!
その縁もあり、今日は小学校の子供達と植樹をする予定になっている。
とっても元気な小学生に、木のクイズを出すよと言うと、子供達がキラキラした目でこちらを見てくれる。
「さて、どんな土だと木は喜ぶでしょうか?」
みんなが元気よく手を挙げながら、どんどん答えてくれる!
「ふかふかの土だと木が喜ぶんだよ!」
「大きな石がない土だよ」
「ふようどが入った土でしょう?」
私は腕を伸ばして大きな丸を頭の上で作る!
「みんな、正解だよ!」
子供達が「簡単だよ!」「やったー」と嬉しそうな顔で胸を張る姿を微笑ましい。
「じゃあ、これから木に土をかけようね」
「「はーい!」」
予め掘っておいた穴に、桜の苗木を入れ、みんなで土をかけてあげる。元気いっぱいな子供達は、どんどん土をかけていくので、あっという間に作業は終わった!
「次はお水をかけてあげようね」
「「はーい!」」
子供達が元気いっぱいの返事をして、みんなでお水をかけてあげる。元気に大きく育ってね!
小学校の子供達は、元気で素直で少しやんちゃで、次々に好奇心旺盛に、木の事を聞いてくる様子は微笑ましい……! みんながこれからも植物に興味が出てくれたら嬉しいなと思う。
みんなでお水をあげるのが終わり、ゆっくり立ち上がろうとしたら急に目の前が真っ暗になった……!
立ち眩み……?
頭を押さえるが、目の奥がチカチカと光り、体を支えることが出来ずにぐらりと倒れる……
「お姉さん!」
「小春!」
……みんなの声が遠くに聞こえた…………
小春とリマについて分かりにくいかな?と思い書き直しをしました。
2話以降、ちょっとずつ直して行きます。