表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/386

ステータスチェック

久しぶりにチェックしよう。

 荷物をそれぞれの部屋におき、リツさんのアイテムボックスからベッドと布団を配置する。いいのかな、こんな広い部屋。八畳以上あるけど。一応二階の小の部屋だ。日当たりもよさそうだけど。

「ルナちゃん、ご飯だよ」

「はーい」

 マリ先輩の声に返事をして、部屋を出る。

 一緒に台所に向かう。

 台所ではすでにダイニングテーブルが設置されてる。食堂はあるが、台所も十分広いため、こちらに設置された。移動が面倒なのが一番の理由だけど。

「本当は引っ越し蕎麦だけど、そうもいかないからね。パスタで代用よ」

 ヒッコシソバ? なんだろう?

 何でも日本では、引っ越しすると食べる習慣があるそうだ。

 リツさんはてきぱきと生パスタを茹で、バジルソースと絡める。いい匂い。さ、お手伝い。作りおきのキノコのソテーとマッシュポテトを盛るだけ。トマト飾ったら彩りいい感じ。

 作ったばかりの木皿にパスタをくるっとしてリツさんがよそって、並べいただきます。

 バジルの香りがいい。マッシュポテトは安定の美味しさ。キノコのソテーもいくらでも入りそうだ。

「ねぇ、食後にステータスのチェックしない?」

 リツさんが食べながら提案してくる。

「三ヶ月たったしね。冒険者としても活動を本格的に始めるし」

 あ、そんな話しだったね。私はキノコのソテーをマッシュポテトにのせて食べる。うん、美味しい。

「そうね、そうしましょう。ローズ、ルナちゃんは?」

「問題ありません」

「私も大丈夫です」

 レベル上がってないだろうな、全然戦闘してないからなあ。

 魔力感知は上がっているだろうけど。モグモグ。

 マリ先輩とリツさんは楽しそうに話している。

「上がったかなぁ?」

「楽しみ」

 うん、かわいい。お花飛んでます。

 で、食後。食器を片付け、ダイニングテーブルに着席。

「じゃあ私から、ステータスオープン」

 私はステータスを開ける。多分一番伸びてないはず。


 ルミナス・コードウェル レベル24

 14才 人族 剣士

スキル・剣術(26/100)・双剣術(2/100)・槍術(14/100)・短剣術(16/100)・弓術(14/100)・体術(17/100)・盾術(10/100)・風魔法(19/100)・火魔法(9/100)・魔力感知(34/100)・気配感知(18/100)・索敵(10/100)

加護・天使バートル


 お、火魔法が上がっている。魔力感知も30越えてる。ひたすら身体強化したしなあ。戦闘スキル、全く上がってない。まあ、しょうがないか。

「ルナちゃん、本当にすごいのね」

 リツさんが驚いている。

「私達の最高戦力ですからね。次は私ね」

 マリ先輩が私のことなのに胸を張っている。

「ステータスオープン」


 マリーフレア・クレイハート レベル8

 16才 人族 魔法使い 錬金術師

スキル・火魔法(14/100)・風魔法(10/100)・土魔法(19/100)・光魔法(18/100)・無属性魔法(6/100)・魔力感知(28/100)・剣術(9/100)・棍術(8/100)

加護・女神から見出だされたもの


おお、全体的に上がっている。魔力感知なんて追い付かれそうだよ。

「上がった上がった」

 マリ先輩が喜んでいる。かわいいなあ。

「リツ様、次開けます?」

「いえ、どうぞローズさん。私多分一番低いから」

「では、先に失礼します。ステータスオープン」


 ローズ レベル10

 19才 人族 メイド 錬金術師

スキル・雷魔法(16/100)・無属性魔法(7/100)・魔力感知(29/100)・短剣術(11/100)・体術(14/100)・棍術(3/100)

固有スキル・アイテムボックス


 こちらも全体的に上がっている。

「ローズも上がっているね」

「はい、お嬢様」

「ローズさん、雷魔法あるんですね」

「はい、余り連発できませんが」

 威力すごいものね、雷魔法。

「最後は私ね。えっと、ステータスオープン、でいいのかな?」


 リツ・サイトウ レベル3

 16才 人族 魔法使い 錬金術師

スキル・火魔法(10/100)・水魔法(13/100)・土魔法(12/100)・風魔法(8/100)・光魔法(11/100)・闇魔法(4/100)・無属性魔法(4/100)・時空間魔法(8/100)・魔力感知(16/100)

固有スキル・鑑定(2/100)・アイテムボックス

加護・天使リリィ


 めっちゃ上がってる。この短期間で、めっちゃ上がってる。

 レベルも上がってる。

「すごい、リツちゃん、一番伸びているんじゃない」

「そ、そうかな? でも、一番レベル低いわ」

 きゃっきゃ言ってる。

「多分。リリィ様の加護のお陰かも」

 あ、そんなこと言ってたね。

 ローズさんが首を傾げていたので、リリィ様の加護の説明。スキルの経験値補佐。共闘関係にあればそのものにも加護がある。

「加護ってすごいですね」

「ねえ、共闘ってことは、やっぱり戦闘すると、一緒に戦うと私達のスキルも上がりやすく」

「ゴブリンの耳」

「うっ」

 ノリノリのマリ先輩が、私の言葉でつまる。

「忘れてないのね」

「当たり前です。これができなきゃ、戦闘許可しません」

 マリ先輩とリツさんがうっと唸る。

「ダメですよ。次の戦闘許可はローズさんだけです」

 そんな恨みがましい顔してもダメですからね。

何だかんだで50話になりました。

読んでいただきありがとうございます。

ブックマーク登録ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ