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初実戦?

戦闘?

操作に慣れて来ました。1日2話くらい行けそうな感じになりました。

 やはり次の日は雨だった。冒険者ギルドでも今日は講座がないため、私の剣術講座です。なんとリツさんが剣術の心得がありましたよ。何でも日本で剣道という剣術を習っていたと。日本とやらも危険なんだね、きっと魔物もいたはず。しみじみ思っていると、否定されました。

 日本には魔物はいないし、魔法も存在しない。物語の中でしか存在せず、イメージしかないと。そのイメージで魔法の発動が上手くいくらしい。へぇ。

 動きは硬いが、リツさんも鍛えたら十分武器を使用した物理攻撃が行けそう。ちょっと直線的な動きだけどね。悪くない。

 ちょっと気合い入れて打ち合ったら、リツさん悲鳴あげてました。やり過ぎましたごめんなさい。

「ルナさん、速すぎ」

「これが私の持ち味ですから」

 そして並ぶな例の少年達。

 リツさんが、誰? とマリ先輩に聞いている。

「ルナちゃんの弟子?」

「違います」

「じゃあファン?」

「違いますって、その他です」

 少年達が「ひどい姐さん」と言うが、無視だ、無視。だって誰の名前も知らないし。

 結局、模擬戦交えて指導しましたよ。もちろん少年達はビシビシバシバシです。

 帰りにリツさんが軽くヒールをかけてあげてました。優しいなぁリツさん。少年達は感動して、祈りのポーズ。リツさんは光魔法の訓練だから気にしないでと言っていた。

 なるほど、そうすれば、リツさんの光魔法のスキルアップできる。なんて考えていると「ルナちゃん、顔、顔」とマリ先輩に言われた。少年達はあわてて逃げるように帰って行った。ちゃんとお礼言って帰ったよ。

 で、待ちに待った実戦予定の朝。

 朝イチの馬車に乗り、いざ出発。

 いつもの薬草摘みのところから、森に入る。ナイフはローズさんに貸し出し。森に入る前、新しい剣に魔力を流す。

【風魔法 身体・武器強化 発動】

 うわっ、思ったより、流れる。いつもの調子で身体強化、ついでに武器強化してみると、魔力が剣に吸い込まれる。私は魔力を絞り調整。かなり絞った。これは慣れないとダメだし、魔力感知のスキルアップしないといけないな。常にこんなに絞れない。仕方なく、直してもらった剣を出す。

「ルナちゃん、新しい剣使わないの?」

「ちょっと無理っぽいですね。もう少し魔力感知のスキルアップしないと長時間の使用は今の私には無理です」

 マジックバックに剣を入れると、マリ先輩が聞いてきたので答える。

「ルナちゃんでも、無理なことあるのね」

「私は万能じゃないですよ」

 なんだと思っているんだろう。

 気配感知・索敵を全開にして、いざ、森へ。

 私が先頭、殿をローズさん。マリ先輩とリツさんは中。

 しばらく進むといました、緑の物体。ゴブリンだ。手には棍棒。三匹か。私は後ろの三人に口パクで、身を屈めるように指示。

 緊張した顔で頷く三人。

【風魔法 身体強化 発動】

【火魔法 武器強化 発動】

 よし、これなら行ける。

 私は魔力をチェックして、飛び出す。

 一匹は私に気づかず切り伏せられ、残り二匹は棍棒を構える前に斬り倒す。おお、すごい、さすが火魔法、剣自体の攻撃力が上がっている。一太刀だよ。

 よし、終了。

「終わりましたよ」

「早いよルナちゃん、こちらの出番ないよ」

「援護があるから、思い切りいけました」

 ジト目で私を見るマリ先輩。

「本当?」

「本当です、まあ五匹以内なら、援護する間はないでしょうが」

 まあ、援護なしでも十匹位なら倒せるけどね。私は解体用のナイフを取り出す。

「どうするの?」

「右耳切り落とします。討伐証明ですから」

 ずば、ずば、ずば。

「これが五個で2000Gです」

「そ、そう」

 マリ先輩とリツさん顔がひきつっている。

「言っときますけど、これが出来なければ、ゴブリン退治、それ以前に戦闘は私がさせませんからね」

「ぐうっ」

 狼狽えるマリ先輩とリツさん。だろうと思ったよ。これは冒険者の基礎だ。気持ち悪いから出来ないなんて、いくら私でも許しません。

「これが出来たら、その次の戦闘で攻撃許可出します」

「そんなあ」

 ダメです、そんな顔してもダメ。

 結局、次にゴブリンに遭遇したが、私が瞬殺。ローズさんが耳を切り落としたので、次のゴブリンはローズさんの参加が決定したが、残念時間切れ。

 ちーん、となってるマリ先輩とリツさん。

 まあ、ゴブリンの死体を埋めるために、土魔法を使ってもらったけど、ダメですよ、そんな顔しても。

 森を出て、馬車を待ちながら薬草摘み。

 歩いてもいいけど、結構森を歩き回ったからさすがに疲れた。しかも常に気配感知に索敵してたから。薬草を探していると、マリ先輩とリツさんの会話が耳に入る。

「え、リツちゃんステータス見てないの?」

「うん、三ヶ月後にチェックしようと思って。ほら、ナリミヤ先輩から錬金術教えてもらうでしょ、それが終わってから見ようと思って」

「そっかあ、私もそうしようかな」

 へぇ、そうなんだ、私もそうしようかな。多分スキルはすぐ上がらないだろうしね。レベルも上がりにくくなってきてるし。レベルが高くなると、次のレベルに上がりにくい、それはスキルレベルもそう。うーん、まとめて見るのもいいかな。よし、三ヶ月見ようっと。

読んでいただきありがとうございます。

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