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成人①

予定

短いです

 サーシャ兄妹がパーティーに入り数日。バートルに月が変わる。あと2週間後に私の誕生日が控えている。

 数日に渡り、サーシャ兄妹の身体チェック。全員柔軟性がばっちりだ。特にサーシャの身が軽い。雪の積もった屋根を危なげなく、歩いていて、見ていた私とアーサーはあわあわしていた。

 ステータスはこんな感じだ。


 アレクサンドル レベル18

 19才 獣人(銀狼) 狩人

 スキル・水魔法(17/100)・光魔法(15/100)・魔力感知(12/100)・短剣術(14/100)・弓術(24/100)・体術(23/100)・気配感知(24/100)・索敵(19/100)

 固有スキル・罠感知(2/10)・瞬力(3/10)・暗視(3/100)・感覚特化(聴覚・嗅覚)(3/10)


 ちょっとレベルが低いが、スキルレベルまずまずだね。斥候スキルばっちりだ。

 アーシャの話だと飲み込み早いらしいから、きちんと指導したら戦闘スキル、新しく覚醒する可能性ある。

 あら? 私の位置、不味くない? サーシャに取られないかな?


 アーシャ レベル7

 15才 獣人(銀狼) 見習い薬師

 スキル・水魔法(11/100)・魔力感知(10/100)・短剣術(7/100)・体術(6/100)

 固有スキル・感覚特化(聴覚・嗅覚)(1/10)


 アーシャは薬師の母親の仕事を手伝っていたらしい。戦闘スキルは父親が護身用に覚えさせたと。なんでも村でも評判の美少女アーシャは、成人後に見合いや婚約希望の話がひっきりなしだった。もちろんガードしていたのはアーシャの父親。自分より弱いのは認めないし、薬師を目指すアーシャの為に必要な薬草を採取できないやつにはやらないと。それでアーシャの美貌目当ての連中は引き下がったが、諦めの悪いのに、ある日試験を出した。

「指定した薬草を夕方までに採取」

 で、誰もできず。一人が無理難題だといちゃもんつけたが、サーシャが指定された薬草や、他の薬草に角ウサギまで狩ってきたのに、全員沈黙。

「見たか? サーシャ並みに薬草採取できないやつはアーシャを養えない。そんなやつのところにかわいい娘はやらん」

 そのお父さん、アーシャを嫁に出したくないだけじゃないかな?

 後で聞いた話だが、どうやらサーシャとアーシャはそのうちに一緒になる予定だったと。ギクシャクしていた父親からの提案だったらしいが、狩りに薬草採取を両立出来ていたサーシャになら、アーシャを十分に養えると思っていたようだ。アーシャが薬師として自立できたら、と、はっきり日が決まっていたわけではなかったが、一家の中でほぼ決定事項だった。だが、あの奴隷狩りだ。それどころではない、とにかく下の妹ミーシャが一人前になるまでは保留となったと。

 で、そのミーシャだが、レベルが低くてステータスを出せず。

「ちゃんと弓と短剣と瞬力あるもん、水の魔法使えるもん」

 分かった分かった。必死に言うミーシャ。かわいいなあ。

 今後の戦闘スキルに関しても、全員を含めいろいろ予定が組まれる。

 私は冒険者ギルドで剣術講座の補助員。出来れば短剣術と槍術を伸ばす。

 アーサーは三兄妹の魔法スキル担当。後は短剣術、体術、盾術スキルを伸ばす。もちろん闇魔力スキルもアップを目指す。いくらサーシャという斥候が入ってからといっても、すべてを任せたら負担だからね。

 アルフさんは変わらず鍛治師ギルド優先。冒険者ギルドで槍術の講師をして、私達全員の戦闘スキルアップを図ることに。後は装備品作成。倒れないよねアルフさん。

 リツさんは剣術アップし、体術取得、出来れば中間距離の攻撃手段の取得を目指す。気配感知や魔力操作も取得を目指すことに。

 マリ先輩は棍術アップ。そして体術、魔力操作、気配感知の取得。刃物がついている武器は却下された。何でって? 危ないからです。あのアルフさんが「ひーっ」て言ってたからね。

 ローズさんは棍術、体術のスキルアップ。出来れば槍術も取得したいらしい。中間距離を取れるしね。後は盾術、気配感知、魔力操作の取得だ。何故盾術かと言うと、シールドバッシュで最強なのはサンダーバッシュと聞いてやる気みなぎっている。恐ろしい戦闘メイドだ。

 錬金術チームは、装備品の作成はもちろん担当。

 サーシャはとにかく戦闘スキルアップと取得、魔力感知のスキルアップ。後は実戦。

 アーシャとミーシャは後衛になるため、まず魔力感知を上げる。それから体術も短剣術のスキルアップ。これはまず冒険者ギルドの無料講座を受けることとなった。この二人の戦闘スキルに関しては私に任された。アルフさんいっぱいいっぱいだしね。何よりミーシャはマリ先輩の匂いがするからと、私に投げてきたのだ。

 区切りは私の成人の報告までで、その時にパーティーがダンジョンに潜れるか判断することになった。

読んでいただきありがとうございます。

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