表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サッカー少年が吹奏楽部に入ったら2  作者: 夏目 碧央


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/15

二日前

 木曜日、そして金曜日とバスケットボール大会が続き、朴のチームは優勝した。幸い朴に怪我はなかった。

「さんざん心配させといて、優勝かよ。」

和馬が悪態をついたのだった。

 そして、金曜日の部活の時、桜田先生が入ってきて、またもや深刻な、いや、陰鬱な表情でみんなの前に立った。

「皆さん、残念なお知らせです。沢口先生、一向に熱が下がらないそうで、明後日の演奏会に出ることは不可能だそうです。」

部員一同、今度は声も出ない。

「仕方ないわ。沢口先生のパートをみんなで分けましょう。」

「うそ、今から?」

和馬は顔面から血の気が引くのが分かった。

「フルートはそれほど忙しくないから、フルートを増やしてみるわ。朴くん、いいわね?」

朴はいつのものさわやかな笑顔、ではなく、愕然とした顔で頷いた。


 それから猛練習。それでも学校は7時に完全下校である。先生方さえも残ることはできない。次の日は朝錬をして、学校が昼まであったので、その後はずっと夜まで練習をした。

「渡辺君、そこもっと強く、しっかりと!」

「はい!」

「佐々木君、ここはもっと滑らかに!」

「はい!」

「朴くん、出だし遅れないで!」

「はい!」

と、桜田先生の指示は白熱した。それでも本番は明日である。とにかく何とか形にしなければ。沢口先生の分も頑張らねば。吹奏楽部のみんなは、力を合わせ、心を一つにして頑張った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ