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サッカー少年が吹奏楽部に入ったら2  作者: 夏目 碧央


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10/15

安全第一

 1年生は学年行事として、バスケットボール大会が開催されることになっていた。演奏会が1月28日の日曜日だが、その直前の23,24,25日の水、木、金に行われ、1組から10組まで、順位を争う事になっていた。

 メリー・ウィドウはほぼ仕上がった。細かい修正を毎日しているけれど、もう大丈夫。けれどソロ部分が何度か出てくるので、その音が気になる時もある。毎日の練習が必須だった。そして、これは一人でも欠けたら成り立たないという危機感も伴う。もし突き指でもしたら・・・そう考えると怖い。

 部活が終わった後、片付けをしながら和馬が、

「なあ、バスケ大会どうする?俺、バスケあんまり得意じゃないし、もし突き指したらまずいじゃん?出るのやめようかな。」

「俺も、バスケはそんなに得意じゃない。突き指は相当やばい。バックレるか。」

佐々木も言った。

「俺ははっきり言ってバスケは苦手だ。俺の場合突き指くらいならそれほど問題ないけど、足を怪我したらバスドラ叩けないから、俺も出ない。」

角谷が言った。そしてみんな朴を見る。

「俺は出るよ。バスケ得意だもん。」

と朴は言った。

「それに、バスケやったところで、突き指なんてしないよ。」

更にそう言った。

「でもよ、フルートは突き指したら絶対吹けないだろ?」

和馬が言うと、

「だから、突き指しないって。俺が出なかったらクラスの奴らに何言われるか分かんねえぞ。」

朴はそう言って笑った。朴は中学でバスケ部だったのだし、182センチの長身だ。朴にバスケ大会を棄権させるのは気の毒と言うものだ。

「そうだよな。ヒョンスは出ろよ。」

うんうん、と3人はうなずきながら朴の肩を叩いた。いや、背中を。肩は届きにくいので。


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