第1話プロローグ
思いつきで書きました。良かったら読んでください。投稿日は安定しないと思います。
俺の人生は不運そのものだった。
高校受験の時は当日に風邪にかかり志望校に行けず。
大学受験の時は会場に行く途中に交通事故に遭い、一浪してしまい、就職活動の時50社受けてやっと受かった会社はブラック企業、上司からのパワハラにあい。
人間ドックに行った時は末期ガンが見つかりしかも余命三カ月そして俺は25歳という短い人生に幕を閉じたのだ。
そして現在俺は神様と対面中だ。
「へ?あのもう一度行ってくれませんか?」
「だからお前を異世界転生させてやると言ってんだ」
「マ、マジすか!?」
「マジだ」
「ぜひお願いします」
「うむ。よかろうそれで誰がいい?」
そう言って神様は俺に対して本を差し出した。
「え?だ、誰?とは・・?」
「お前の魂が入る器をどれにするかと言う事だ」
「え?そんな感じなんすか?そんな物件を選ぶみたいな?そんな感じなんすか?」
「ああ。そんな感じだ。それでどれにする?今ならこらがおすすめだぞ」
「あ、そんな感じなんだ。まぁでも異世界転生できるならいっか。それでどれですか?」
「ああ。この貴族の家にいる男の赤子だ。魔法、剣術のセンスはピカイチだがとてつもなく顔がブサイクだ」
「なら却下で他には?」
「んん。そうか、ならこれはどうだ?親がいない捨て子だ。魔法、剣術のセンスは中の上ぐらいで顔はイケメンだ」
「本当ですか?ならそれに・・・」
「だが!」
神様はそう言って俺の言葉を遮った
「こいつがいる国が戦争中でな多分すぐ死ぬと思う」
「ならダメじゃないですか!せっかく転生したのにすぐ死んだら!」
「そうだな。ならこればどうだ?ド田舎の家の赤子で魔術、剣術のセンスはイマイチで顔も平均よりちょっと上ぐらいだが戦争は無縁でしかも女の子の幼馴染付きだ!」
「んん。ちょっと普通すぎる気もするけど、まぁすぐ死ぬよりマシか、じゃそれで」
「そうか。ならこれだな。ちょっと待っておれ、今申請するから」
「本当に不動産屋みたいだな」
「よしこれでオッケーだ。よしそれじゃ転生させるぞ」
「あ、そんなあっさりなんですね。じゃお願いします」
「よし、行くぞ」
神様がそう言うと、急に周りが光に包まれた。そして
だんだんと意識が遠のいて行った。
「お前に良い人生があらんこと」