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顧問

後日、教員室に顧問に入部届を出しに行った

「失礼します一年福沢です。剣道部の顧問の先生はいらっしゃいますか」

そこに出てきた人物に俺は驚きを隠せなかった。

「おう、福沢じゃねーか、なんかようか?」

最悪だ・・・まさかこいつが顧問だなんて、いったいどういう部活なんだよ、絶対まともな部活じゃないって事だけはわかった。俺は仕方なく土井(もう教師とは思えないので今後は呼び捨てにすると決めた、もちろん心の中でだけで)に入部届を提出することにした

「あの、自分剣道部に入部しようかと考えてまして」

「お前が!?正気か?剣道部は遅刻厳禁だぞ」

こいつマジで一発ぶん殴ってやりたい

「ちゃんとやるんで大丈夫です、もう遅刻はしません」

「そうか、お前剣道経験はあるのか?」

「いいえ全くありません」

そう答える土井が急に真面目な顔をして

「だとしたら練習は相当きつく感じるし、素人だと三年続けてもレギュラーなんて取れないかもしれねぇぞ、それに今まで素人が入部してきて三年間続いた事がない。お前はそれでも入るのか?」

正直続ける自信が今の言葉でほとんどなくなった、けどここで引いたらまた中学の時みたいにつまらない学園生活をおくる羽目になるし、谷本に入ると言ったのでもう後には引けない。それにここでじゃあやめますと言って逃げるのはあまりにもカッコ悪い

「それでも俺は入ります」

「そうか、これからよろしくな。やめんじゃねーぞ」

最後には土井が少し笑いながら俺の渡した入部届を持って職員室の中に消えていった。三日後には新入部員の顔合わせがあるらしくそこでとりあえず今のところで入部が決定している人たちを集めるらしい、俺もほかにどんな奴らが入ってくるのか気になっていたのでいい機会だと思った。

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