後悔
後悔。
僕は後悔する人生ばかり送っている。
素直になれない、ただの弱虫人間だろう、僕は。
偽りの自分でしか存在出来ない僕は一体なんだろう。
本当の僕を解放出来ないのは何故だろうか。
恥ずかしいから?嫌われるのが嫌だから?
僕は君に恋をした、僕の初恋だった。
公園で出会い、共に時間を過ごし、告白。
君と付き合えて僕は今でも嬉しい。
こんなに君を好きで好きで好きだったのに、何故だろう。
君を僕は傷つけてしまった。
後悔しても、後悔しても仕切れない。
僕の心は後悔に汚染されて行く。
何故僕はあの時あんな事言ってしまったのだろうか。
言っていけない事を口にしてしまった。
僕は毎日、毎日、公園に行き、君を待っていた。
そして、君の存在を知ったのはニュースだった。
君はもう居ないってニュースだったね。
僕の瞳は涙に押し潰されそうだったよ。
そして、僕は今、恋をしている。
僕は恋をしていいですか?
また、傷つけてしまうのですか?
また同じ過ちを繰り返すのですか?
また後悔に汚染されるのですか?
「鈴音、教えてくれ…鈴音頼む…教えてくれ」
「優志なら大丈夫だよきっと!きっと…。」
鈴音、君が居なかったら今僕は…存在しない。
読んでもらい、ありがとうございます。