HAMBURGER BLUES : CONTINUITY CORE第84話 帰路編⑤ 一本道 CONTINUITY ROAD
HAMBURGER BLUES : CONTINUITY CORE第84話 帰路編⑤
一本道 CONTINUITY ROAD
ブォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!
午後五時三十八分
山道を抜ける
目の前
一本だけ
真っ直ぐな道
地平線まで続く
CONTINUITY ROAD
夕陽
真正面
空が燃えていた
オレンジ
金色
紅
紫
世界全部が
今日という一日に染まっていく
五台
横一列
誰も追い抜かない
誰も置いて行かない
誰も競わない
エンジンだけが
ドドドドドドドドドド……
一定の鼓動を刻む
……
……
Noah
ヘルメット越しに呟く
今日……
楽しかったです
beem
即答
当たり前だァァァァァァ!!!!
旅は楽しむ為にあるゥゥゥゥゥ!!!!
Walker
少し笑う
それだけじゃない
Noah
え?
Walker
今日
楽しかったのは
五人だったから
一人なら
同じ景色でも違った
Noah
……
はい
そう思います
cool
俺もそうだ
一人なら
酒も半分しか旨くねぇ
beem
バーガーもだ
誰かが
うめぇ!!
って叫ぶから
また作りたくなる
bads
服もだァァァァァァ!!!!
誰も見てねぇ服なんか
着ても面白くねぇェェェェェェ!!!!
綺麗だって言われて
初めて服は完成すんだァァァァァァ!!!!
Walker
だから
哲学も同じ
一人で考えるだけじゃ
完成しない
Noah
……
皆と話して
初めて完成
Walker
かもね
Noah
少しだけ笑う
じゃあ
STORYも……
皆で完成させる物なんですね
その言葉に
四人とも
少しだけ驚いた
Walker
……
うん
その通り
STORYは
私一人じゃ作れない
beemが居る
coolが居る
badsが居る
Noahが居る
街の皆が居る
お客さんが居る
だから
世界になる
全て決して止めることの出来ない全てが連続性なんだ
そしてSTORYこそ連続性の正体かもしれないね
Noah
静かに頷く
その時
風が吹く
サァァァァァァ……
夕陽が
五人を照らす
beem
アクセルを少しだけ開ける
ブォォォォォォン……
聞けェェェェェェ!!!!
全員ォォォォォォ!!!!
帰ったら
今までで一番旨ぇバーガー作るぞォォォォォォ!!!!
cool
今までで一番笑える酒作る
Walker
今までで一番踊れる夜を作る
Noah
今までで一番安心出来る光を作ります
bads
今までで一番美しいTHE COREを着るゥゥゥゥゥ!!!!
たまに接客もする〜♡
beem
そして!!
全員で!!
店開けるぞォォォォォォ!!!!
全員
オォォォォォォォォォォォォォォ!!!!
ドォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!
五台のエンジンが
夕陽へ向かって咆哮する
その爆音は
競争の音ではなかった
約束の音だった
五人が
WAGYU BURGERへ持ち帰る
未来の音だった
遠く
夕焼けの向こう
ベラ地区のネオンが
一つ
また一つ
灯り始める
彼らの帰る場所が
今日も
変わらず待っていた
あとがき
いつも読んでくれてありがとう
次回から更にギアを上げ
読者を巻き込めるKHAOSや疾走感をより強めて
もっともっと工夫します。
お楽しみに♡




