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断罪イベント365ー王子編

断罪イベント365ー断罪、ダブルブッキング

作者: 転々丸
掲載日:2025/10/08

断罪イベントで365編の短編が書けるか、実験中。

婚約破棄・ざまぁの王道テンプレから始まり、

断罪の先にどこまで広げられるか挑戦しています。


〜罪と罪、交差するざまぁカオス〜


「それでは本日、断罪されるのは――」


壇上に立った司会官が、魔道具プロジェクターを起動させた。


スクリーンには、見慣れぬ2枚の肖像画が同時に現れる。


\\ カシャッ カシャッ! //

\\ パッ パッ! (魔道具音) //


「……あれ?」


場内がざわめいた。

浮かび上がったのは、**2人の女性**。


一人は、泣きそうな顔の庶民令嬢・リリアン。

もう一人は、凛とした顔つきの伯爵令嬢・アナスタシア。


司会官:「……え?本日、対象者が2名……?」


後方から、経理部執事長の怒鳴り声が飛ぶ。

「*これは断罪の“ダブルブッキング”です!!*」


☆事の発端☆

昨日、王子が2通の“断罪申請書”に

**無意識にサインしていた**ことが判明。


しかも、どちらも“本日12時”開催指定。


「おい誰だよ、王子に“お昼にサインします”って全部積んだやつ!」


「経理部の書類順番がおかしかったのでは!?」


バタバタと慌てる使用人たち。

しかし時間は止まらない。


12:00――断罪、開始。

☆罪状が、交差し始める☆


プロジェクターが再生を始める。


だが。


* リリアンの罪状:「パン屋の息子と仲良くしていたことで

          王子のご機嫌を損ねた」


* アナスタシアの罪状:「王子主催の茶会で“この紅茶ぬるいですね”

           と発言した」

だったはずなのに。


☆プロジェクターが勝手に映し出した映像☆


リリアンが茶会で紅茶をこぼす

→ アナスタシアがパン屋の前で花束をもらってる


入れ替わってる~!

どっちがホントなんだ~?


「……俺も……わかんなくなってきた……」

王子・・こめかみを押さえ始める。


☆勝手に暴走する魔道具たち☆

* 断罪帳 → ページが2人分混ざって「パン屋でぬるい紅茶を投げた罪」

* 天秤 → リリアンにアナスタシアの重さを計測しようとし、暴走

* 魔法プロジェクター → 「これはリリアンです(ウソ)」

          →「すみません間違えました」


そこへ、救世主(女神)クラリス、ため息と共に降臨!

「……はぁ」


彼女はゆっくりと壇に上がり、魔道具の前に立った。


「王子様、よくお聞きください。

これは、“どちらの令嬢も、罪が曖昧である”ということです」


「……えっ」


「つまり、**あなたの“曖昧な裁き癖”が、

このような事態を招いた**のです」


「曖昧な罪状、誰でもありそうな行動、

あなたが“個人的な不満”で選んだ断罪が、どれほど茶番か――

今日は皆が、はっきりと理解したことでしょう」


女神の言葉に会場が拍手で沸いた。


「うぅ……たしかに……どっちも

“何となく気に入らなかった”だけで……」


王子、それは罪とは言わないのですよ。

天から声が聞こえた気がした。


結果:王子、反省文2枚提出命令


「あなたが混ぜたのですから、

 \*\*反省文も2枚、別々にお書きください」


「パン屋の件と、ぬるい紅茶の件、

 両方しっかりご反省してくださいませ」


「……せめて、プロンプトだけでも……」


「AI使用は禁止です」

執事は冷たく言い放った。


でも、褒めてあげよう

王子は自分の言葉で反省文を二枚きちんと書いたとさ。


クラリス、女神決定。


読んで頂き、ありがとうございますm(_ _)m

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