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夢遊転生とスローライフ  作者: 神奈月
4/4

VSレイズンカラー

今回はかなり強い敵との対戦です。

ある意味レインに初めて触れられた人物かも知れません。

さて、今回も手に取って頂きありがとうございます。

愛読して頂いて感謝です。

色々な技が思いつくが、実践するだけの的と技術が無い。


「ちょっとお話良いかな レイン君」

聞いたことの無い声 何より肌で感じられる魔力量から

正直嫌な予感しかしない。


「誰ですか?」

身長は一七五前後程、綺麗な容姿をした若い男性。


「ちょっと君の話を聞いてね、気になって会いに来てみたんだ。おっと、名乗り遅れた。僕はレイズンカラー

ソクラだ。」


レイズンカラーって事は政府の組織のアンダーカラーか。 

「何故貴方程偉い方がわざわざ出向くのですか。

僕は庶民ですよ。」


「まぁ気を逸らすのは良いが、君 カラー持ちでしょ。

政府にいないカラーは敵とみなす。そう言う決まりでね、君のこと確かめに来たの。」


おそらく学園の誰かが政府にリークしたのだろう。

あれだけ脅したのに。


「すいませんが、僕は政府の犬になるつもりはございません。ただし悪い奴は倒します。勝手に。非政府組織とでも言いましょうか。」


「僕と戦うのかい?」


「えぇ 会った時からそのつもりですが」



バトルフィールド転送



「僕の能力は 音だ。君は音楽だと聞いている。

音を楽しむのが音楽だ。僕を楽しませてくれ。」

音か そして武器種が剣 月光で様子を見つつ 攻めれるタイミングで大技が妥当か。


「五百輪月光 ストロベリー」

「音速斬」


空中で無数の月光の斬撃を 見えない速さで全て落とした。月光といってもストロベリーを落とされるとは。

実力は本物だ。


ちょっと本気を出した方が良いかな。

「イリーナ・メジューエワ 革命のエチュード」

革命のエチュードはバフ特化の技。攻撃力 魔力 防御力 その他身体強化等。発動時間を短くすれば

その分バフ量は向上する。

発動後十五分はほぼ死なない。


この革命のエチュードには付属の裏技があるが

消耗品なのでまだ使わない。


「凄い 今だけは僕より魔力量多いね。 ところで質問なんだけど、音の速さっていくらだと思う?」


「それは..!?」

ソクラはもう僕の後ろにいた。

僕のお腹は真っ二つになったが。革命のエチュードのバフ効果により、切られた瞬間から再生している。


「そう 三百四十メートル毎秒 まず見えないだろ」

足 首 胴を切られた。今は回復するとはいえ、

バフが切れれば即死確定だ。まずい。

技も使ってないだろうに、一方的すぎる。


「分かったかい? 君はまだ子供だ、レイズンカラーの僕に勝負を挑んだ事は褒めてあげるけど、大人しく政府まで来てもらおうか。」


「少しあなたのことを舐めていたようです。 本気を出します。ここで負ければ、政府に協力すると誓いましょう。」


「分かった。ではそうしよう」


「アンダーアイ起動 禁忌の楽章を展開」

そう、革命のエチュードが持つアンダーアイを起動した際に使える僕の現時点での最高出力。


「そんな小賢しい真似をするな」

ソクラは出力を高めた技で攻撃してきた。


アンダーアイ

僕の使わない魔力の一部を生贄にして呼び出す目。

五分しか持たない。

効果、全て分かる 敵が複数いた場合でも、いつどのようなタイミングで何処を、どう攻撃してくるか。

またアンダーアイが出す異様な魔力は敵に干渉し、腕を鈍らせる。


僕はソクラの連撃を、全て相殺。


「私の攻撃が通らない。」


「貴方は弱くなってるんですよ、この目のせいでね。」


「君は強いよ、このような存在を消してしまうのは惜しいが、私の必殺を打つ。君も必殺を打て、押し勝った方が勝ちだ。 無論僕は君を生かそうと躊躇なんてしない。」


「分かりました。」



「光の化身よ、その全ての力をこの身に宿し葬れ」

ソクラは詠唱を始めた。


「クライシスに 禁忌の魔力を展開、クライシス第一四楽章を媒体とし進化せよ。」

僕もスムーズに必殺の準備を行う。



「ライトダイナソルド」

「クライシス 終説 ヘブンザエンド」


ソクラの必殺 ライトダイナソルド 何百 何千 何万という光の糸、それらを敵めがけて音速で落とす。触れれば一瞬で蒸発する。それに加えて、ソクラの剣は光そのものの存在となる。その状態のソクラも襲ってくるという二段式。


しかし、僕の前では無謀だ。

ヘブンザエンド 効果 この世の森羅万象、何があって良くて、何があってはならないか。眠ってしまうような美しい音色。


空中に展開された、明るい巨大なリングから柔らかい太陽が差し、羽が舞っている。荒地だったバトルフィールドには、草木が芽生え、鳥の囀りが聞こえている。暖かく包まれている。


そこに、光の糸も光の剣も無かった。


ソクラは膝をつき唖然としていた。


「このような美しい世界を、私は見た事がない。

今思えば、自分は政府に尽くしすぎたのかもしれないな。 もっと自分の足でこの世界を見てみたくなったよ。」


「自由に生きれば良い、そうした方が良い」


アンダーアイは終わり、バトルフィールドは無くなった。

ソクラは僕に礼を言って、帰って行った。


クライシス の終わりは正しく感動。一四楽章では、闇に葬るが、最後はハッピーエンドという訳だ。


「疲れたー」

この戦いで、魔力の九割を持っていかれた。

六割が最後の必殺だ。























ありがとうございました。

ソクラ 光の魔剣士 どうでしたか。

主人公は慈悲を与えられるようになりましたね。

前まで散々脅してたのに。

次回もお楽しみに。

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