表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第6章 戦後そして復興へ
98/120

第11話 ラングの爪痕

宜しくお願い致します。

ザルツベルグ帝国 帝都


「アンタ達母子のせいで私達の人生メチャクチャじゃない!見ろ!こんな身体で奴隷だぞ!どうしてくれんだ!何とか言えよ!」


ソニア、ソフィー、ティナ、エリスが仁王立ちでローズとローズの母を攻めていた。「おまけに謀反の大罪人。死罪は免れない・・」


「アンタがバカにした元奴隷は今や侯爵様だよ!あの時アンタが追い出したんだ!どう責任取るんだ!言えよ!」


「アンタのせいで旦那も息子も毎日拷問を受けてるそうだよ。アンタは多くの人間に迷惑掛けてよくノウノウと生きてられるね!」


全員自殺防止の首輪を嵌められ生き地獄の日々だった。(死ねるなら死にたい・・)ローズもローズの母もそう思っていた。


どうやら5人は病気もうつされてるようだった。(このまま死罪に早くして・・誰か私を殺して・・)悪阻と病気の痛みと心痛で毎日泣いているローズだった。


そして遂に土下座をするローズ母。「皆さんの言う通りです。夫と息子は今、拷問を受け在りもしない謀反の罪で地獄を見てる。娘は多くの貴族に蹂躙され病気を移され苦しんでいます。」


「どうか自分で死ねない私を蹴り殺して!」と言った時だった。看守が「明日の朝、全員処刑台だ。裏切りどもに股を開くビ〇チども!」


「アハハ!ヤリマ〇らしい最後で良かったな!」「ホント!病気まで貰って喜んでシテシテって叫んでいたらしいぞ!」「それも100人以上の男にか!」「死ね!娼婦!ベッ!」


大勢の男の看守から嘲笑されツバを吐きかけられる女性達。「私・・母を恨んで死にます・・」5人以外の犠牲になった女性が10人いた。


そして翌朝、処刑台の前に大勢が並び掛けた時だった。「その処刑、待って下さい!」と叫ぶ男が居た。「軍務卿!」


「私が陛下に掛け合います。ですから今暫くお待ちください。お願いします!」と深々と頭を下げられ「我々は軍務卿に恩がある者ばかりです。しかし中止には出来ません。早く説得をお願いします。」


「分かりました。1時間!1時間だけ時間を下さい!必ず説得致します。」「承知しました。では全員を牢に戻せ。」


「ハルト!今回は譲らんぞ!」「何故です?真の敵は魔族ですよ?」「なっ!本当なのか?」「はい。スカウンドレル公爵も今回で言えば被害者です。」


「詳しく話せ。」と言われ今までの経緯を話す。「陛下。ラングの周辺は綺麗になりました。ハルト様の言われてる事も辻褄が合います。」と宰相がフォローしてくれた。


「ふぅ・・しかし死罪は許すがラングと関わった事実は許せん。だから全員奴隷落ち。これは譲らんぞ!」「分かりました。それで結構です。」


「ハルト。」「はい。」


「奴隷を買って解放するような事は今回のヤツだけは避けてくれ。」「分かりました。今回の関係者を私が買わないと約束致します。そして私が助ける事も致しません。」


「うむ。それなら良いぞ。」と嬉しそうに言った。


ロバートの死罪免除の紙を持ち全員の所へ行く。「皆さん良く聞いて下さい。死罪は無くなりましたがラングやその一派と関わった事実は消えません。よって全員奴隷になります。」


安堵と絶望のため息が漏れる。「そして私達があなた方を買い救済する事も出来ない誓約を陛下と行いました。」と言うと1部で愕然とする。


「病人、怪我人、妊婦の方はこちらに来て下さい。今のままでは買い手がつきませんから。」と言われショックを受ける15人。


「良かったなビ〇チども!」と看守に言われ「テメーウルセーよ!」と蹴るソニア。ちょうどサンドロの一家が全員いるので声を掛けた。


「2度と関わる気はありませんでしたが最後に言わせて下さい。ローズの母は随分攻められたと思いますがこの人だけが悪い訳では無いと私は思っています。」全員が驚いた顔をする。


「確かに元奴隷ごときが関わるなと言われた時は悲しかった。しかしそれ以上に悲しかったのは今まで仲良くしていた5人が母親に暗黙で同意した事実です。」


「しかし・・あれは・・」とローズが言い掛ける。「母親の提案を断る選択肢があったがあなた方はそれを選ばなかったんです。攻める資格は無いと私は思います。」


「それと今回のパーティーもそうです。行かないと言う選択肢を選ばず全て母親のせいにする。間違ってませんか?いい歳して逆らえないって言うんです?」


「そして元冒険者の5人が冒険者の男性100人以上のパーティーに呼ばれたら行きますか?」と言うと5人が首を振った。


「しかし貴族なら100人以上の男性パーティーに出席すると言うのは心の何処かで今の姿になっても良いと思っているから妊婦なのでは?」と言われ動揺する。


「看守を蹴りましたがビ〇チと言われ悔しいですか?でも何処かでそう望んでいたからそうなった訳ですよ。出席してこうなったと想像出来たでしょ?元冒険者の5人。」


「やっぱビ〇チのヤリマ〇だったか!」と看守達が笑う。「悔しいですか?今度は人のせいにせず這い上がって下さい。今の現状は全て自分で選択したんですから。」


アスランが「やはり君は凄いな。妹を君に任せたかった。私達は全て母のせいにして腐っていたよ。ありがとう・・そして・・ホントに済まなかったよ・・」と言って号泣した。

お読み頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ