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俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第6章 戦後そして復興へ
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第10話 騎乗ドラゴン?

宜しくお願い致します。

ザルツベルグ帝国 国境の山岳地帯


「じゃあ魔王を従えようなんてムリなのか?」


「当然だろ!でも従者で誓約隷属の2人はスゲーぞ。サキュバスと吸血鬼だからな。おまえじゃ勝てねえ。」


「なるほどねえ。手強そうだな。それで強制で何十人も操っているのか?」


「いやいや。男はドラックで。女はドラッグと媚薬で従えている。薬欲しさで全員言いなりさ。そういや、ラングって手下がそれを使って帝都で派手にやってるらしい。」


「ソイツもロッテンの手下なのか?」「スカウンドレルとか言う公爵の手下として動いてるんだ。中々役に立ってるぜ。」(おまえがさっき殺したけどな。)


「その公爵の屋敷にロッテンはいるのか?仲間はいるのか?」

「もちろんスカウンドレルを操らなきゃいけないから屋敷にいる。配下はさっきの2人とその配下の部下だけだったと思う。」


「じゃあそのドラッグと媚薬は何処から調達してんだ?」

「そりゃ屋敷の近くに工場を建てて作ってる。今度また新たに建てるらしいぞ。」


「そうか。色々ありがとう。じゃあな。」ネクロを蒼龍剣に吸い込みみんなの元へと戻った。「大将。相手がバカで良かったですね。」「アイツ・・ボッチだったんだろうな。」「良く喋ってたわね。」


そう言ってると神殿騎士団の副団長ドロイゼンが上がって来た。「こっちはこれといった事は無かったです。」と報告してくれた。


「ハルトさーん!ドラゴンが出たあああ!」と叫ぶのはエルネストだ。急いで行ってみると第8軍団将軍のダンと軍師で弟のベルグが包囲している。


(ドラゴンと言っても子供じゃないか?)と思うくらい小さかった。ディノニクスドラゴンと表示されている。


4匹を大勢で囲んでいた。(捕えたら騎乗出来そうだな。)嬉しそうに俺が飛び出してるように見えたと後に言われた。


威圧と殺気を込め近付くとジリジリ後退する4匹。(さあ従え。)そう念じて近付く。すると4匹が膝を折った。頭を垂れているように見える。近くに卵もあるので持って帰る事にした。


(アレが幸運の軍師か・・ドラゴンに頭を下げさせたぞ!ウソだろ!)ダンは驚いていた。「ハルトさんはやっぱり凄いよねー。」と感心するエルネスト。


ドロイゼンの部隊に奴隷紋師がいて隷属の首輪があるというので付けて貰った。心なしか4匹が喜んでるような気がした。早速忍者部隊に頼んでホライズンに連れ帰って貰った。


夕方になったのでここで野宿をしようという話になり俺達と神殿騎士団、ハーメルン帝国で酒盛りをして大いに騒いだ。


「幸運の軍師。私はダン、こいつは軍師で弟のベルグです。よろしくお願いします。」「俺は仕事しない軍師だから。」と言って笑うと「いえ。凄いと思ってます。」


ベルグと呼ばれた弟が目を輝かせ色々聞いて来る。「ナン王国の時には10倍の兵ですよね?怖く無かったですか?」「そりゃ怖いだろ。抜かれたら国が終わる。」


「どのあたりで勝ちを意識しました?」「うーん・・ある意味では最初からだったし終わってやっと勝ったと思う気持ちもあるから難しいな。」


「ええ!?あの差で最初から勝ちを意識出来たんです?」「そりゃ作戦を立てるのに負けるかもって思いながら立てられんだろ?」「そう言われると・・そうなんですが・・」


「あとは将軍がどれくらい士気を上げ作戦に忠実か?用兵が巧みなのかどうかとかな。」「それが一番の問題ですよね?」


「ベルグ。そりゃ俺に対する当て付けか?」「ううん・・そんな事無いよ兄さん・・」「ハルトさんに勝てる用兵家はそんな居ないよ。」エルネストがフォローする。


「そうだな。ドラゴンに頭を下げさせた人間を初めて見たぜ!」と笑うドロイゼン。「確かに。アンタとは戦いたくねえ。例えこちらが10倍の兵でもだ。」とダンが言った。


翌朝、「良い土産話が出来ました。」とそれぞれの国に帰って行った。「俺達も帰ろう。」と先ずはサイゴンを目指した。


サイゴンにはすっかり並みの女性より綺麗になったオネェのエミールに出迎えられるのだった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


その頃、帝都では


「本当なのか!マジカルでドラッグが作られこの国を・・裏切るなど・・どうしてくれようか!」怒りと悲しみの混じった顔で宰相の報告を受けるロバート。


「最早、疑う余地はありませぬ。謀反を起こす準備をしているようです。尖兵としてラング達が密かに集会やパーティーをして仲間を募っていたようです。」


「よし!15家の残った一族や家臣を全て捕らえ洗いざらい吐かせた後は死罪だ。当然、集会やパーティーに参加した家も全て捕らえ吐かせた後は死罪だ!爵位は全て抹消。奴隷にしろ!」


ロバートの怒りに気圧された宰相は静かに「承知致しました。」と告げ関係部署に捕らえさせ尋問に入る。特に15家に対しての尋問は苛烈を極めた。


そしてパーティーや集会に参加した有力者、大商人、下級貴族は100家を超え連日尋問を受けていた。その中にサンドロ、アスランも居た。


「娘を娼婦として差し出したな?裏でどんな約束をした!言え!吐くんだ!」と責められる。そして『薔薇の美女』5人も同じく尋問されていた。


「誰の子だ?謀反人を庇うと為にならんぞ!」と言われても誰の子か分かるはずも無い。泣きながら「分かりません・・」と言うのが精一杯だった。

お読み頂きありがとうございます。

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