表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第3章 つかの間の休息
63/120

第3話 嵐の前の静けさ

よろしくお願いいたします。

ザルツベルグ帝国 帝都



「何を言っておる!レナは叔父の孫だぞ!それにマーガレットは大国に嫁がし同盟を強固にさせるつもりだ!聖堂大教国やハーメルン帝国からも密使が来ておる!」


「しかし彼を繋ぎ止めておく必要があるとお考えですよね父上?」「それなら考えておる。元奴隷だろ?ならば準騎士爵でもくれてやれば大喜びだろう?なあ宰相?」


「恐らく無理では無いかと思われます。その聖堂大教国、ハーメルン帝国も彼を勧誘に動いておりますぞ。」


「バカを申せ!たかが2度マグレで勝った程度であの2国が動く訳が無い。最初は砦を押えた事で敵が自滅し、リジャプールは崖崩れの災難で間に合わなかっただけでは無いか!」


「では陛下は評価に値しない。もし他国に引き抜かれても構わぬと仰せでござりますか?」「いや。悪運は持ってるだろう。しかし他国が万が一引き抜くようなら・・殺せ。」


「父上。仰っておられる事が分かりませぬ。」「ロバート!口を慎め!近頃は奴隷の女に骨抜きにされておると聞いたぞ!そんな事では我が後を継げぬと思え!」


(こりゃダメだ。大した痛手も無く勝った事が裏目かよ。今は優秀なヤツが必要なんだよ。俺達はこの国から逃げれないんだぜ。バカ親父。)


帝都に戻って来て繰り返される平行線な議論。最後は平民でも無い奴隷上がりに。と言った言葉が出て来る。


聖堂大教国もハーメルン帝国も『戦姫と名高いマーガレットを我が国に貢物として差し出せ!』が本音なのだ。


(親父はこんな事も分からないバカだったのか?いや。使者達が1枚上手だったんだろうな。)そう思いマーガレットにこの話を告げると「私は物では無いぞ兄様!」と怒り皇帝に直訴する。


こうしてお互いが粘り強く交渉を続け「ではマーガレットかレナのどちらかだ。両方はやらん。爵位は男爵までだ。これ以上はどうあっても無いぞ!」


ロバート達が帝都に戻って2ヵ月掛かったがやっとここまで来た。


「ロバート様。私にはこれでハルト殿が喜ぶとは到底思えませぬ。」「分かってるよ宰相。しかしもう2ヵ月だ。皇帝がハルトをどう思ってるか?彼もこれで分かるだろう。」


「彼の者、物のように扱われるレナ様やマーガレット様を快く思われますまい。」「そうだね。私もそう思う。それで喜んで受け取るとは思えない。」



遡る事1か月前 ホライズン ハルト館


ノワールの懐妊が分かった。「出来たみたい!」と喜ぶノワール。「おめでとう!」「良かったわ!おめでとう!」「いやあ!めでたい!」と町の人達も喜んでくれた。


「奴隷市どうしようか?」と悩んでいるとバウアー、マイヤー、セバス、フェルナーとハンベエが「任せろ!」「行ってみたい。」と行ってくれた。


建物も徐々に出来ていた。子供達を向かい入れる建物も出来ている。「うちの子も通わせて貰ってるのよ。」とシャロンが微笑む。


「あの1回で私も出来ちゃったみたい!」ペロっと舌を出して言った。「そうか。お腹は大丈夫か?冷やさないようにしてくれ。」「ねえ・・シテ欲しい。」


誰も居ない建物で「ハァハァ・・やっぱりサイコーだわ!もし旦那が生きてても私はご主人様のオンナだわ!またイグイグイグ!これからも産ませてね!」


「良いぞ!シャロン!」「嬉しい!もうご主人様以外に絶対、私には触れさせないわ!また・・ああ!イッちゃうよ!」


旦那って捕らえられてどうなったんだろうなと考えていると綺麗にしてくれていた。「スッキリしたわ!ありがとうございます。」と嬉しそうに言って去った。


それから3日後に奴隷市を終え戻って来た5人。「なかなか良さそうなのが居ました。」とハンベエとフェルナーが言う。「2人が言うなら間違いなさそうだ。」


そんな話をしているとアズナブールの奥さんが懐妊したようだ。「やっと・・自由だああ!」と叫ぶアズナブール。


しかしその夜、「私を放って置いて何処に行くの?妊娠したらしなくて良いと思ってんの?こんな好き物なオンナにしておいて許すわけ無いでしょ?」


「うわー!明日も訓練なんだ!寝させてくれーーー!」「ちゃんと私を満足させたら寝させてるでしょ!さあベッド行くわよ!」拉致されていったアズナブール。


それから1週間後。アイスバッハの奥さんが懐妊する。「やっと・・俺にも安らかな夜が来る。」と嬉し泣きする。


しかし「こんな身体にした責任は取らないとね。」「い、いや・・妊婦だろ?」「嫌がる私をみだらにしたんだから!妊婦でも出来るのよ!さあ!おいで!」


首根っこを掴まれ引きずられベッドに連れて行かれるアイスバッハ。「アレ見たら結婚って幸せには見えねえな。」「ああ。親分が初めて可哀想に見えたよ。」「俺もだよ。」


ノワールが体調が悪そうなので付き添っていると「あら?羨ましい。」と様子を見に来てくれたマリアにからかわれる。


「マリアが病気になったら看病してやるさ。」「うふ。信じてますわ。」と言ってヒールを掛けてくれた。「お大事に。」と笑顔で言って出て行った。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ