第29話 リジャプール王国編7
よろしくお願いいたします。
リジャプール王国 王宮
王女をロッテンマイヤー達に預ける。「ちょっとー!再教育って何ーー!!!」と叫びながら連れ去られ代わりにスチュアートとハンベエが来た。
「外部の敵は直ぐではありませんが内部はひしめいています。なので先程、陛下に申し上げた通り、掃除をします。」
「ハルト殿。その掃除にお2人が関係しておるのじゃな。」
「なりません。隣国と同様、内乱になりますぞ!」
「スチュアートと申します。」「ハンベエと申します。」
「この国の1番の問題はリッテンハイム大公ですよね?宰相が内乱と言われる原因は彼にあるのでしょう。そして閣僚の大半は彼の息が掛かっている。もちろん貴族もです。」
「貴族や役人だけでなく裏社会も大きく関わっておりました。」
「1週間で大きくこの国の構図が変わるでしょう。」
スチュアートとハンベエがそう言うと驚く2人。「そこまで調べておる事に驚きじゃい。ハルト殿はいったい何者なんじゃ?」
「俺が何者かを気にするならもっと気にしなきゃいけない事があると思いますがね。さて2人にお願いがあります。この国をどうすれば良くなるか?政策を持って来て良ければ採用しますと告知して下さい。1番良い政策には金貨1枚出すと。身分、出自を問わず応募して貰って下さい。」
「分かりました。では早速取り掛かります。これで失礼致します。」「儂も帰るとしよう。ハルト殿さらばじゃ。」
「リッテンハイムはどうした?」スチュアートとハンベエに聞く。
「もちろん殺したりしてませんよ。家族バラバラでナン王国のスラムにいます。今は戦乱でスラムがたくさんあって助かってます。」「他の6家も同様です。せめて奴隷になればご飯は食べれるでしょうね。」
「しかしこの国も酷いな。まともな貴族なんてほとんどいないじゃないか?」
「明日には閣僚、官僚達。明後日は近郊の貴族ですね。」「民は道具と言って憚らない人が大勢いますからね。」
「犯罪者やならず者はどうしてる?」
「今、フェルナーが『目』を使って捕らえています。捕らえたヤツはオスカル殿が奴隷紋を入れてます。」
「体力のありそうなのは鉱山か農場に行って貰おうかと思ってランボウに馬車で迎えに来て貰ってます。」
『南の妖精』『薔薇の美女』『希望の光』に「薬草や食べれそうな木の実とかあれば採取をお願いしたいけど良いかな?」「もちろん。」と3パーティが協力してくれた。
俺は闇ギルドに行く。
「俺がマスターのピエールだ。」見るからにヤバそうな人だ。
「王家から来たハルトと言います。」「それで兄ちゃん?ここに王家が何の用事で来たんだ?」
「スラムを改善しようと思いましてね。」
「ハハハ。兄ちゃんおもしれえな。今更王家に世話になろうとは思わねえよ。それとも兄ちゃん世間知らずなのか?」
「まあ今日は挨拶で来ただけです。また3日後に来ます。その時は違う返事をしないと大変な事になりますよ。」「いっちょ前に捨て台詞かい?笑わせるな!」
医療部隊は色々な薬品で薬を作って準備をして食事部隊も仕込みやソース作りに励んでいた。王宮に行き宰相を訪ねた。
「バッケンハイムはどうなったんです?」
「連れて来て頂いた翌日に処刑しました。何か問題でも?」
「いや。問題無いですよ。ところで亡くなった7200人と入院している500人の家族と面会出来ないでしょうか?」
「はい。今日にでも連絡を取り明日の朝から会えるように致します。」「お願いします。」
宰相との面談を終えると「ハルト様。」と声を掛けられる。ハンベエが声を掛けて来たのだった。「どうした?」と聞くと報告があると言う。
「こちらが7家から接収した物です。」
大金貨500枚以上金貨は2000枚以上あった。そして片手剣で1つ面白そうな剣があった。『蒼龍剣』とある。(魔力を通すと青く光るんだな。)
「それと今夜、閣僚や官僚、スラムの顔役達がナン王国のスラム街に行きます。また少し金と金目、食料が増えますよ。」と言って笑った。
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「うう・・寒い・・」
その男は全裸で藁に包まって寝ていた。(ここはどこだ?なぜ儂は裸で・・こんな粗末なボロ小屋にいるんだ?着る物は何処だ?)色々考えるが分からないし思い出せない。
外に出たいが全裸で裸足だ。(土が冷たすぎる。執事や侍従は何をしているんだ!)足元に藁を引き少しの藁で前を隠し外に出た。
そこは見た事も無い風景だった。痩せ細って疲れ切った人々。すると「オッサン!体格が良いな。元貴族だったんじゃねえか?」「何を言うか!今もれっきとした貴族だ!」
「へえ。何処の国の貴族だ?」「リジャプール王国だ。そうじゃ!儂を連れて帰ってくれ!その方らに褒美を使わすぞ!」
「おお!良いね良いね!オッサンちなみに名前を何て言うんだ?」「聞いて驚け!リッテンハイム公爵とは儂の事だ!」
「おっ!ビンゴだ!捕まえろ!賞金首だぜ!生きたままなら金貨2枚のヤツだ!」「コイツか!お尋ね者のリッテンハイムって!」「逃げたぞ!逃すな!」
(お尋ね者?賞金首?どうなってる?)寒さに震えながらマッパで逃げるのだった。
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