第25話 リジャプール王国編3
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リジャプール王国 王宮内
逃げる侍従長を追いかけようとすると侍女4人が立ち塞がり「キシャー!」と牙が出てバケモノに変身した。腰を抜かす宰相。怯む衛兵。
飛苦無が侍女4人の頭に突き刺さるが痛がる素振りもない。「へえ。死なないとは。」と感心してると「貴重な研究材料を殺さないで~。」とスリスリするユウ。
ノワールの『バインド』という魔法で侍従長と4人の侍女が捕らえれた。「牙折っとくか?」「いいえ。折らないで。お願い~!」猿轡のような物で塞ぎ牢に連れて行かれる。
「あら?ノックもしないで入るなんて無粋な人達ね。」
「キサマ!我が王に何をしているんだ!答えろ!」
「質問の礼儀もなってないジジイね。良いわ。久しぶりの人間だから答えてア・ゲ・ル!」気持ち悪さ全開の男だが強そうだ。
「この人間は私の実験にうってつけだったの。さっき見たでしょ?この男は養分になりあの子達を育てていたのよ!植物で言えば芽を吹いたばかりだったのに・・まあ良いわ。そこの男はもっと良い養分になりそうだから許してあげるわ。さあ私の腕に抱かれなさい!」
俺に向かって腕が伸びて来る。飛苦無で頭と心臓を貫き大剣で腕を切り落とす。
「まあ!容赦無い攻撃ね!素直に抱かれないなんてツンデレを期待しちゃうわ!」「勝手に期待しとけ!」
火魔法でファイアボールを10個出してぶつけると同時に飛苦無を無数に投げ切り刻みに行く。「ちょ、ちょっと!ホントに人間なの!部屋が滅茶苦茶じゃない!」
「そうだ。だから安心して死ね!」「ゾクゾクする殺気ねえ!惚れちゃうわ!たくさん殺してきた目だわ!抱いて!」とまた腕が伸びる。
今度はファイアボールを20出して攻撃する。すると床からも手が伸び他の仲間を拘束していく。「人質を取らせて貰うわ。悪く思わないでよ。」と笑う。
人質を取ると言う事はコイツも厳しいんだと理解した。今度は50のファイアボールを出してぶつけると「ちょっと人質取ったのよ!心配しなさいよ!」
「おまえ・・目の前に俺がいるのに悠長だな。死ね!」腕に魔力を込め全力で切り刻んだ。「ダメ!イッちゃうわ!」「紛らわしい!黙って死ねよ!」
「わ、わかった降参する。このまま私を殺すと王も人質も死ぬわ。解毒剤と回復薬それに研究した他の薬を渡す。それとアナタとは2度と敵対しないと約束する。」
「保証はねえだろ?」「ここでウソついて逃げたってすぐ追うでしょ?持ちつ持たれつも悪くないわ。」
「男と持ちつ持たれつなんざ気持ち悪い!」
「ふう。これなら良いでしょ?」と女になる。「じゃあこれ飲ませて。名前なんて言うの?」
「ハルトだ。」「私はリーよ。愛してるわハルト。また会いましょ!」とキスして去った。
解毒剤と回復薬を飲ませると全員起きて来た。俺が疲れて壁にもたれかかっていると「旦那様!良くご無事で!」と俺の足にしがみつき泣くノワール。
「うわっ!傷だらけじゃない!」ポーションを口移しで飲ませるユウ。舌まで入れるな。揉んでやると「アン!もっと!」口から糸をひき悶える。
「癒さなきゃ!」「そうね!」両サイドで推定Fを俺の顔に押し付け抱きしめるフォックスとモンロー。
「苦しそう。」何処を擦ってる?嬉しそうにナデナデするなオスカル。
「ハッハッハ!それだけ元気なら大丈夫そうじゃなハルト殿。」笑うケスラー。何処を見てそう思った?
「あの棘の鞭の腕で打たれたらこうなるんですねハルト様でも?」俺を何だと思ってるんだ?
「御無事で良かった!ワハハ!」今回も出番無かったなランボウ。
王と侍従長、侍女4人にも解毒薬と回復薬を飲ませ安静にしておく。事の顛末を王女にも報告したいとケスラーが付いて来る事になった。
ユウは大量の薬を持ってホクホク顔だ。夕方に食堂でケスラーが王女と話を終え「一緒に飲もう。」と言っているとベオウルフ、アズナブール、アイスバッハも来た。
「ケスラーさんには悪いがあのマチルダは皇子様方の妻どころか妾も厳しいかなと俺は思ってるんだ。」
「がけ崩れの人間を放置してた訳でしょ?言っちゃあ悪いが人間としてもクズの部類だぜ。それで王族なんて。まあ王女なんてそんなもんかねえ。」とベオウルフ。
「俺はバッケンハイムのクソ野郎を知ってるがあんなヤツの言う事をホイホイ聞いて妻に成るって思われるのは頭弱すぎだろ?」と笑うアイスバッハ。
「まあな。そう簡単に乗っかる尻軽女じゃ皇子も困るぜ。誰にでも開くビッ〇で〇リマン王女かあ。」と笑うアズナブール。
「少し言い過ぎじゃぞ。確かに剣は強いがあの程度の男に引っかかるようでは先が思いやられる・・この先何の仕事をさせるべきか・・」嘆くケスラー。
「冒険者も頭弱いと無理だし。娼婦で良いんじゃね?」アズナブールが言うと「そうだな。人間としても終わってるようだから娼婦くらいだな。」アイスバッハが言うと「バン!」と扉が開く。
涙目で肩を怒らせ怒っているマチルダと侍女2人。「おお!ビ〇チ!」とアズナブールが笑顔で声を掛けた。
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