第12話 ハルゼイ編12
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ザルツベルグ帝国 ハルゼイ
ナン王国サイド
「どんな手を使ったか分からんがトールはヤツラに身売りして逃げたのではないかと思われる。」
「今、思えばそもそも内通していたのでは?」
「ふーむ。その可能性は低いと思う。恐らく捕らえられ亜人を売ると言う条件で取引したのではありませんか?」
「なるほど。それが最も可能性が高そうな気がする。」
「良いか諸君!この際トールはどうでも良い。今のまま落とせません。トールは捕らえられ人質になってます。10倍以上の戦力で手も足も出ず撤退しましたという未来を想像しろ!」
「国に戻れませんね・・」「無能の烙印間違いない・・」「下手すりゃ・・追放だって・・」
「参謀諸君に聞こう。ここまで投石機を後退させて攻撃すればどうなる?」
「恐らくですが城壁まで届きません。それにヘタをすれば橋を攻撃して崩れたらもう攻撃出来なくなります。それこそ敵の思うツボでは無いでしょうか?」
「どういう事だ?」
「今、敵が一番欲しいのは増援部隊です。恐らくかき集めているでしょう。そしてただでさえ強固な砦で増援が来れば我らに完全に勝ち目が無くなります。」
「確かにあれだけの橋を壊すのも難しいだろう。我らが来る前に壊したかったが間に合わずあのような高櫓を築き上げたのだな。」
「そこで我ら参謀といたしましては明朝に総攻撃を提案致します。兵のまだ少ない敵はこの広い橋を覆う1万以上の兵を攻撃出来ません。それと攻城兵器を一気に堀の傍まで前進させるのです!」
「なるほど!我らが城門を打ち破ればそれはそれで良いな。」「もし攻めあぐねても攻城兵器を前進させ高櫓や砦を壊せば戦意喪失間違い無いな!」
「今日はもう攻める気が無さそうだな。」
「旦那様?なぜそう思われるんです?」「ほら。あそこ見て。もう鎧脱いで寛いでいるから。」
「ホントだ。油断を誘ってるとか?」
「ノワールさん。アイツらそんな器用じゃねえよ。このベオウルフが保証します。」
「けっ。テメーの保証なんざアテになるかよ。」
「おい。アニキ分が言ってるんだ。信じろ。」
「もう紛らわしくなるから言うな!何でテメーがアニキ分だよ?」
「俺が1の子分でお前が2だからだ。」
そんな時だった。「町の人が銭湯が出来たと言って来てますが?どうしましょうか?」「すぐ行くよ。」
「おー!ハルトさん!出来たぜ!早速入ってくんな!」
「追加料金はよろしいのです?」「大丈夫だ!タオルもたんまり用意してっからよ!ささ!どうぞ!」
ロバート、ベオウルフ、アズナブール、デューク、『希望の光』ランボウを起こして銭湯に入る。
女性はノワール、マーガレット、『薔薇の美女』『南の妖精』オスカル、マリア、ユウ、キュリー、クララが女湯に入っていた。
「うわ!マーガレット様って爆乳だわ!」「ノワールさんとローズもなかなかよね。」「『南の妖精』と医療部隊とオスカルは貧乳だなあ。良くてBか。子供みたい。」
どうやらソフィーが品評しているようだ。「エリスやティナだって50歩100歩じゃない。」「やっぱ言われた。ソフィーが少しあるからって威張るんじゃない。」
「私達はツルペタじゃない。まだまだこれからよ!」「そうよ!慎ましいって言って!」「しかしあまり大きくても戦いにくいもんだぞ。」
「マーガレット様が戦うんです?」「ハルトには敵わないがフル装備なら男にも引けは取らぬぞ。」
「クソー!これを毎日ハルト様が揉んでるのか?」「あっ・・ソフィーさん女同士でダメです!ヤン!アアン!」
「ノワール?そんな良いもんか?ふむ。今度ハルトに頼もう。」「ええ?でも旦那様は上手ですよ。」
この会話を聞いて『希望の光』は真っ赤になり俯いているがロバート、ベオウルフ、アズナブールはニヤニヤしている。
デューク、ランボウは興味無さそうだ。身体や頭を洗いサッパリして外で女性陣を待っていると騎士達も来た。
風呂上がりの女性も良いもんだと思ってるとアスランが「ローズはまた良い感じのオッパイになっていたな。」と手で胸の形を作っていた。
「おー!何故お主が知っているのだ?」と仲間の騎士に聞かれ「この前、妹達が帝都に戻って来たからな。その時に風呂に入っていたローズを隅々まで覗いたんだ!」と自慢気に言った。
その瞬間、右フック、左ストレート、アッパー、回し蹴りのコンボを食らうアスラン。それだけでもダメージだが「それなら私達も一緒だったから覗きやがったなこのドスケベ!ド変態!」と踏まれる。
『薔薇の美女』5人からボロボロに蹴られ踏まれ殴られ父親の隣に仲良く入院するアスランだった。
砦に戻るとボナパルトとハンベエ、忍者部隊80人とフォックスとモンローが戻って来ていた。早速、ベオウルフの食料や魔術師達の位置を聞く。
「早速今夜仕掛けますよ。」と嬉しそうなハンベエ。「見ててね。上手くやるからね。」「ご褒美待ってるわよ。これだけ働くんだからね!」フォックスとモンローが言った。
俺は濃霧を更に濃くして敵陣まで見えにくくした。「大丈夫か?」と聞くと全員頷き静かに出て行った。
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