第4話 ハルゼイ編4
よろしくお願いいたします。
ザルツベルグ帝国 ホライズン ハルト館
会議終了後、ケネディは土木や建築、設計、石工スキルを持った人間を集め『工兵部隊』を組織した。
ボナパルトとハンベエは破壊工作、捕縛、拉致スキルを持った人間を集め『忍者部隊』を組織した。
マリアとユウは看護、介護、治療、救護、診察スキルを持った人間を集め『医療部隊』を組織した。
ロサンジンにも頼み『炊き出し食事部隊』を作って貰った。
年長組の男女で志願する子はそれぞれの部隊に入っても良いよと伝えると次々と自分の持っているスキルや特性を部隊長に話し、組み込まれていった。
新たに来た奴隷の中で麗人の子は付与師を持っていると言う。「私を連れて行くと便利ですわ。連れて行くと何かとお役に立てますわよ。」
「名前は?」
「オスカルです。よろしくお願い致しますご主人様。」
「俺はハルトだ。名前で呼んでくれ。」
「ハルト様。奴隷紋も入れられます。戦いには不向きですが後方支援なら可能です。」
「分かった。来てくれ。」
他にもキュリー、クララと名乗る女性が『治癒魔法』が使えるから連れて行って欲しいと言うので了承した。
その後『デスメッセンジャー』だった9人は『南の妖精』と名乗り冒険者をしていたと報告された。「頑張ってるな。」「そりゃもちろん!前向きでないとね!」
「それでね!今日報告したかったの!」「私達9人ともアレが来たの!」「ユウ先生は来月も来たら大丈夫だろうって!」「これもハルト様のお陰よ!」「それで今回ついて行きたいの!ダメ?」
「良いけど故郷の顔を知った人もいるだろう?」
「戦わず後方支援で良いからしたいの!お願いします。」「それなら良いよ。」
「やったあ!暫く離れていたから寂しかった。」「あっ!マイナス発言!」「これくらい良いでしょ!みんなもそう思ってたクセに!」
賑やかな彼女達と別れ工房に向かう。
俺は臭水と幻覚剤、ポーションを精製した。臭水は不純物を取り除き燃えやすくして幻覚剤は樽で流し込めるように。そして怪我人を救えるよう大量に作っていたいたのだ。
「ハルト様。その臭水を分けて貰えませんか?出来れば割れやすい瓶が良いですね。」何か考えがあって言ってるのだろうと思いアイテムボックスになってるバッグに詰め込んで渡した。
ビール瓶くらいの大きさに100本と幻覚剤を10樽とポーションを用意してバッグに入れると喜んで戻って行った。疲れたのでノワールと風呂に入り寝ようと思うと「アレになりまして・・」
「ですからこちらで・・」と言って後ろ向きになる。「あの・・経験が無いのでゆっくりでお願いします。」
しかしすぐに「ああ!良いの!後ろでもこんな良いなんて!壊れるくらい激しくして!ノワールは全部旦那様専用になりました!」と叫んだ。
翌朝、もう避妊しなくて良いと伝えると「ホント?でも妊婦になると毎日じゃなくなるし・・子供は欲しいし。」と悩んでいた。
準備を終え外に出ると馬車だらけだった。数えると50台あった。工兵部隊が100人、忍者部隊が100人、医療部隊と食事部隊合わせて100人だった。
俺達『アースガルド』『希望の光』『薔薇の美女』『南の妖精』は護衛で騎馬で行く事にした。食糧や武器、テント等を積んでる馬車もある。
「良くこれだけ揃えてくれた。苦労しただろう。ありがとうセバス。」
「いえいえ。町の人達も喜んで協力してくれたお陰です。」
「セバス。大変な時だが毎月の奴隷市に行って欲しい。子供と上級は全部買って構わない。下級と中級は見える人に頼んで欲しい。」大金貨5枚を預ける。「承知致しました。」と頭を下げた。
そんな時、帝都から早馬が来た。ナン王国には魔法障壁を使える魔術師がいて今回も出て来るだろうと言うのと第1師団の第3部隊1000人が参戦する事になったと伝えて来た。
「ナン王国の魔術師達って亜人の部隊だわ。」とキキョウが言う。「この国より亜人差別酷いのにね。」とヒマワリが言うとノワールが驚く。
「ええ!?以前亜人差別の無い国って聞いていたのに!」「それは先々代の王までの話だから50年以上前ね。」
(お前ってホントはいくつなんだ?)(人間で言えば17歳です。)(人間でってなんだ?)(良いんですよ小さな事を気にしないで!)小声でノワールと会話してると「あっ・・」とローズが言う。
「どうしたのローズ?」サブリーダーのソニアが心配そうに聞く。
「第1師団の第3部隊長って父だったわ。」と呟く。
「ああ・・そりゃ厄介だわ。ご愁傷様です。」ソニアの妹のソフィーが言う。
「どうしたの?」と聞くと「ローズのパパは娘の溺愛が病的なんです。」ティナが説明してくれた。
「冒険者になる時も女性だけのパーティでないとダメって煩く言ってたもんね。ハルトさんと仲良くしてるって聞いたら激怒しそう・・」エリスが言うと「止めて!」悲痛な顔のローズ。
(波乱含みの展開になりそうな気しかしねえな。)
「ハルトさんには絶対迷惑掛けないようにしますから!ここで置いていくとか言わないで下さい!お願いします!」
「そんな事で置いていったりしないよ。それにきちんと話せば分かってくれるだろう。実際俺達仲が良くてここまで来たのは事実だし。」
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