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俺はどこまで這い上がれるのか?  作者: 駿
第1章 プロローグ
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第21話 盗賊団討伐 後編

よろしくお願いいたします。

ザルツベルグ帝国 アス村 裏山


途中で潜む敵を飛苦無で倒していく。飛苦無に強力麻酔を染み込ませているので木の上にいて落ちて来る敵を受け止めねばならなかった。


『希望の光』は健脚だったので捕らえた盗賊を次々とアス村に運んでもらう。どうやらギルドからも応援が来たようだ。


先に進むと山頂付近に砦と言って良いくらいの拠点を盗賊達は築いている。「ね、ねえ・・これはさすがにムリでしょう?」とローズが言う。


心眼で見ると左に進めば正門だ。しかし右手の方に脱出用の抜け穴があって恐らく襲撃されたら幹部はここから逃げ出すつもりなのだろう。


「ランボウ。今度はお前のバカデカい声で正門から攻め入れ。デューク、フォックス、モンローはランボウをフォローしてくれ。」

「分かりました。しかしあの正門は簡単に崩れないと思いますよ?」

「俺が壊して裏に回る。極力殺さず捕らえるんだ『希望の光』『薔薇の美女』は打ち漏らしを援護しながら縄を掛けてくれないか?」

「分かりました。」「やってみます。」


正門付近で警備している者、門の上にいる者、壁の上で警戒している者がいるので(壁と門にファイアボール100個当てりゃ壊れるかな。あの高さなら骨折程度だろう。)


そう思って頭上に100出してぶつけてみた。「ゴゴーン!」と言う爆音と木で出来た門は炎上し壁は瓦礫になり門は燃え盛り役に立たないどころか迷惑な存在になっていた。


「アチッ!アチいよ!」「だ、誰か・・これを除けてくれ・・」「イテーよ!誰か助けて!」「火を消せ!助け出せ!」と阿鼻叫喚の地獄になっていた。


全員が呆然としているので「行かないのか?」と言うとハッとした表情で攻め込んで行った。


俺とノワールは裏に回り人が1人やっと通れる通路に向かう。警備はおらず割と順調に進む。暫く進むと通路が二手に分かれていた。


(どっちだ?)と思い心眼で見ようと思うと声が聞こえる。

「おい!まだヤッてんのか?」

「せっかく9人も良い女が来たんですから全員ヤッときたいでしょ?」

「アハハ。もう9人とも壊れ掛かってんぜ!」

「良かったなあ。あんなクソリーダーより俺達の子を産めるんだ!もっと気持ち良くしろ!」

「そうそう!お前らを犠牲にして自分だけ逃れようと頑張っていたんだから。」

「ほら!もっと腰振れ!死にたいのか!」


「も、もうゆるひて・・」「壊れる・・お尻も壊れた・・」「あああああ!また中で出てる・・」と泣き叫ぶ声。


(6人いるようだ。こっちから攻めるぞ。)(分かりました。)小声で会話して足音を立てず声のする左手の通路を通り部屋に向かった。


見張りも居ない。表の騒ぎで全員そっちにむかったのかもしれない。ノワールの作った強力睡眠薬を部屋に投げ込む。


「な、な、なんだ?」「おい!扉の前に誰かいるのか?開けろ!」「お・・・い・・」


静かになり俺達はタオルを濡らし口と鼻を覆う。扉を半分開けて空気の入れ替えをする。するとこちらに向かって来た敵も倒れて眠った。


(強力過ぎだろ。)(加減が分からなくて。)扉で扇ぐようにしていると良い感じでこちらに向かった敵が次々眠ってくれるのは助かる。


部屋に居たのは6人ではなく10人だった。4人は無言で没頭していただけのようだ。敵を全員後ろ手にして縄を結びつけた。


全部で56人捕らえれた。俺とノワールは右手の通路に向かい奥にある隠し部屋を見つけお宝は根こそぎ貰った。


「スゲーっすね!無傷で捕らえれたんですか?」

「まあなんて言うか・・怪我の功名ってやつかな・・ハハハ。」


ランボウがスゲースゲーと連呼していた。こちらはランボウが軽傷だけで済み敵は重体もいるが245名全員生け捕りに出来たようだ。


その軽傷も「ここ狭いでしょ?天井に頭をぶつけたんですよ。」「マヌケでしょ?」「はあ・・本当にバカだわ。」「うんうん。バカですみませんと全員に謝れ。」


『希望の光』『薔薇の美女』に爆笑され怒るに怒れないランボウだった。


心眼で見た時にこの盗賊が『赤い星』だと気付いた。


「この盗賊は赤い星で指名手配されているやつらだ。『希望の光』『薔薇の美女』の手柄にすると良い。」

「そ、そんなのダメです!僕らじゃ100%ムリでしたよ。」

「私達もだわ。途中何度も引き返そうとしたのよ!同じ事やれって言われたら困るもん!」


村の女性と9人の衣服は切り裂かれ既に無かった。毛布や布で覆いサンダルのような物を履かせて背負って山を下りた。「すみません・・」と目が覚めたのか泣いていた。


『デスメッセンジャー』のリーダーはどうなったか知ってる人が居ないかと思って聞くと「彼は死んで鳥に食べられてました。鳥たちが群がって崖が崩れ落ちていきました。」 


『デスメッセンジャー』女性が何人か目覚めたようなので話を聞く事にした。


「君達は何処から来たの?」

「私達はナン王国から来たのです。」

「そうだったのか。リーダーは残念だけど亡くなったよ。」

「残念?アイツは捕まるとあれだけ偉そうだったのに土下座して盗賊に命乞いしたわ。私達を好きにして良いから助けてと言ってね。」

「あれが王の子だから笑えるわ。5男だけどね。あんなのに媚び売って仕えた私達がバカよね。あははははは!」と笑いながら涙をボロボロ零していた。

お読みいただきありがとうございます。

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