0歳 地獄の人生 武の道って厳しいねぇ
武道一家の長男坊として生まれた戸田圭吾
家族全員が武の師として長男坊をしごき上げる戸田圭吾の人生の物語である。
一応剣道バトル小説です。
戸田圭吾(0歳)
母の地元、宮崎県えびの市に生を受ける。
父は自衛官で連隊長をしていたが駐屯地を飛び出して病院に向かった。
「はぁ...はぁ...よりによって今日か...」
「あなた!遅いじゃないの!もう産まれたわよ!」
昔から母は強気だ。
俺が生まれた日は2月29日。(作者同)
4年に1度しか来ない...
「いやぁ、さすが俺の息子!もってんなぁ!にしてもかわいいなぁ」
「かわいいわねぇ...大切に育てましょう!」
「あぁ!もちろん」
両親ほほえましい会話である。
俺は母方の祖父母の家で家族と暮らしていた。
猫が7匹もいたのだ!
みんな利口でおむつに漏らしてしまったときは猫が母を呼びに行くほどだ!
父は猫が俺を噛まないかソワソワしていたw
それから3年経ち弟が生まれた。
名前は隼人
実は母には弟がいたが事故で死亡
母方の姓が残らない為、せめて母の故郷の名前を付けたそうだ。
さらに2年が経ち幼稚園に入園した。
ここから俺の地獄は始まった。
わが戸田家は武道一家である。
父は空手初段、銃剣道初段、柔道4段
母は弓道初段
父方の祖父は剣道2段
父方の祖母は弓道2段
当然自分も何か武道をやることになった。
剣道...
俺は無知だった...
剣道の厳しさを知らなかった...
防具の臭さを知らなかった...
夏の暑さを知らなかった...
冬の寒さを知らなかった...
幼稚園剣士爆誕である
ここから俺の剣道人生が始まる