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俺、実家の手伝いをする  作者: くろのわーる


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第6話

 冒険者として父に認めてもらうにしてもまだ3才、さすがに時期早々だと思った俺は準備期間と割り切り、訓練場と図書室を行き来する日々を送り、自らを鍛え上げている。


 訓練の方は剣術スキルがカンストしたので最近ではもっぱら魔法を中心に鍛練を行っている。


 魔法の鍛練は母テレサの指導もあって俺のチートが活躍し、魔術師団の面々を軽く追い越し、ナイトレイ王国において母に次いで最大火力を誇るようになってしまった。


 ここでも流石は父レオンと魔術師団元団長の母テレサの息子ということで普通に受け入れられている。


 そんな様子を見た父レオンが俺を魔術師団の団長に据えるのも有りだなと呟いていたが聞こえないふりをしておいた。


 そんな日々が2年ほど過ぎていき、チートに磨きがかかってきた。


【名前】アーサー・エル・ナイトレイ

【性別】男

【種族】人族

【職業】なし

【レベル】75

【スキル】EX剣王術、EX拳王術、EX神眼、Lv:100気配察知、EX明鏡止水、EX烈火魔法、EX流水魔法、EX旋風魔法、EX大地魔法、EX雷鳴魔法、EX回復魔法、EX空間魔法、EX転移魔法、EX錬成術、EX超回復

【加護】地球神の加護



 新しく覚えたスキルを紹介しようと思う。


【EX剣王術】剣術を極めた者だけが辿りつけるエクストラスキル。剣を使う技術。


【EX拳王術】体術を極めた者だけが辿りつけるエクストラスキル。格闘を使う技術。


【EX転移魔法】特別な資質を持つ者だけが使用することが出来るエクストラスキル。


【EX空間魔法】空間魔法を極めた者だけがたどり着けるエクストラスキル。


【EX錬成術】錬金術を極めた者だけが辿りつけるエクストラスキル。



 剣術と拳術は当然、訓練の賜物だ。


 転移魔法は使えたら役に立つだろうと思い、覚えれるかわからなかったが試行錯誤の末に修得に成功した。


 空間魔法は母が使えたので我が儘を言って見せてもらい、しっかりとEX神眼でコピーさせてもらった。


 錬金術は図書室に錬金術に関連する本を読み漁っていたら覚えていた。


 ちなみに図書室調べでエクストラスキルについてわかったことがある。


 通常スキルのレベルは100が上限だが100に到達した際にエクストラスキルに昇華することがある。


 これは素質に大きく影響されるようでエクストラスキルになるかどうかで明暗がわかれると言っても過言ではない。


 例えば、魔法などの場合エクストラスキルに昇華することにより威力や消費する魔力の量が減ったりするらしい。又、エクストラスキルの中には聖級、王級、神級と明確に分かれるものがあり、どういうことか分かりやすいスキルを例にあげてみると。


 剣術スキルの場合、剣聖術に昇華すると剣術スキルLv:150に相当し、剣王術はLv:175相当、剣神術に至っては剣術スキルLv:200の強さに相当すると書かれていた。


 そんなわけで俺は王級なのでかなり強く珍しい方なのだが父であるレオンは神級。

 もし親子喧嘩をしても勝てそうにないので父を剣術で超えるイベントは永遠に来ないかもしれない。


 それはさておき、スキルも充実してきたのでそろそろ自由な未来に向けて行動に移す予定だ。


 俺は今日までただ修行に明け暮れていたわけではない。

一応は方針を考えたりもしている。


 俺がいるナイトレイ王国は現在2か国と戦争状態にあるのでお世辞にも財政的に余裕があるとは言い難い。

 つまり早々に自立出来たとしても金銭的な支援は期待出来ないだろう。


 実際は父を説得もしていないので冒険者として活動出来るようになるのはまだまだ先になる予定であるがまずはいつでも自立出来るように活動資金を得るためにチートを用いてお金を稼ごうと思っている。


 俺は自由な冒険者にはなりたいが貧乏冒険者など真っ平ごめんなのだ。


 本日はその為の第一歩として城外へ赴き、市場調査を行い金儲けのネタを探す。


 父レオンには表向き、単なる外出と言ってすでに許可をもらっている。


 自室にて外出用の服装に着替えさせられながら窓から城下を見下ろす。


 考えてみれば城の外へ出るのは初めてだ。


 まだ見ぬ異世界の街に高まる鼓動を抑えつつ、メイドのマリアと護衛の騎士を連れて城門をくぐっていく。


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