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色と毎月 2016  作者: てるり
12/12

12月 蒸気色の季節

12月 蒸気色の季節


マフラーに巻かれて寒いねぇと

暖かな飲み物を離さない君と

そんなもの飲んいるからと笑う彼女

彼女の手には冷たいコーヒーがある


おはようとセットで寒いねぇという僕に

おはようと彼女の薄い蒸気と

君女の白い息が見える


行ってきます

そう言って出かけていく後姿たち


君たちの生きている

そんな姿を今年も見れて

ふと君たちが生まれた時のことを思いだす


小さかった手は大きくなって

風の子はだんだん室内に入ってきて

それでもまだたまに外に行く


そのうち一緒に生きていく相手をそれぞれ見つけるだろう


暖かな息が

ふわり浮かんでは消え

浮かんでは消えていく


遠くで聞こえる救急車の音

たまにココロが冷たくなる夜の電話

いつまでも一緒にいたいと願うけれど

叶わないことが誰もが知っているから


今日も生きている蒸気を自分も吐きだしなら

寒いとつぶやいて窓を閉める

さぁ 妻を起こしに行くのだ


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