表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命の別れ  作者: 当麻 雪夏
15歳
2/3

4月7日・朝

「初音さん、おはようございます。」

登校中、空に会った。この間の告白を思い出して、めちゃくちゃドキドキする。4月2日に空と私は付き合い始めた。誰にも話してないけど。でも、それ以来、会ったのは初めて。5日ぶり。やのに空は何事もなかったみたいにいつも通り。私はめちゃくちゃドキドキしとうのに……。ヤバイ……。顔すっごい熱い。多分顔真っ赤。どうやって空と話せば良いんか分からへん……。挨拶せぇへんのはやっぱおかしいよな……。よし、落ち着け、相沢初音!!

「おはよう、空。」

途端、空の頬が緩んだ。

「良かった……。初音さん顔真っ赤ですよ。ちょっと安心しました。この間のことでドキドキしとうのは僕だけじゃなかったんですね。」

「嘘やぁ~。絶対嘘。全然見えへんかったし。」

「そっか。上手く隠せたんや。初音さんの顔真っ赤なんも治ったっぽいし、行きましょっか。今日はゆっくり行けますよ。何か嬉しいです。ほら、一緒に登校っていかにも恋人って感じでしょ?」

恥ずかしいことさらっと言ったな……。あぁ~、もぉ、またドキドキしてきた……。気持ちよくって、ちょっとくすぐったい。恋、始まったんやなぁ、って改めて幸せを噛み締めながら、ゆっくり歩く。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ