俺は幼馴染に片想いをしている
まあ続くかはわからんが……書きたくなってな……
「「「カンパーイ!!」」」
ある日の夜。大学一年生の俺は学部の新歓に来ている。
「じゃあ今日のメンバー紹介!まず俺が3年の相田健介!テニスサークルで部長やってます!」
相田先輩。俺をここに連れてきた張本人。テニスサークル、という点でお察しかもしれないが、ヤリチンという噂だ。
「んでこっちが」
「1年の木野光瑠です!高校ではサッカーをやってました!」
光瑠。陽キャだ。いいやつなので、どうか先輩のようにはならないでほしい。
「んでもうひとり!」
もうひとり……あ、俺か。
「同じく1年の最上一星です。田舎から出てきたので、色々勉強中です。」
そして俺。普通に帰宅部だったので、こう言うしかなかった。
「え〜みんなかっこいい〜♡」
「じゃあ女の子も自己紹介お願い!」
「はい!坂宮梨里沙です!2年で、水泳やってます。」
坂宮さんは胸を強調するポーズをとった。
「おっぱいでっかいね〜!何カップあんの?」
「え〜やだ〜♡Ḡカップ、です♡」
「うひょー!揉みてー!」
この辺で気づいたのだが、どうやらこれは合コンというやつらしい。
まあお持ち帰りする気もされる気もさらさらないし、そもそもずっと好きな人がいる。
「2年の黒田海です!人生経験豊富、です……♡」
含みがあるな。この人はおそらくヤリマンなのだろう。
ヤリチンと対消滅してほしい。
「2年の城ヶ崎あかねです。そういう知識は疎いので、どうか手取り足取り教えてくださいね♡」
お嬢様っぽいが、無知とかは嘘だな。狩人の目をしている。
「じゃあ早速王様ゲームしましょう!」
まあその後もいろいろあったが、所謂合コンゲーム自体は楽しかった。
「ね〜最上くんはさ〜、彼女とか、いらないの?」
「いやー俺は連れてこられただけなんでねー。」
黒田さんは俺に目をつけたようで、正直困っている。
先述の通り、俺には想い人がいるのでこんなとこに来るような女なんかと付き合う気は一ミリないのだが、流石に声を荒げて振り払うのもいかなるものかと思うので、軽くあしらいながらサイダーを飲んでいる。飲みすぎて途中からサイダーの味がわからなくなってきた。
「なあ、このあとごてる行こうぜ。」
「え〜どうしよっかな〜♡」
相田先輩は坂宮さんとくっつくみたいだ。
「え〜大会で準優勝だったんですね!すごいです♡」
「あっ、ハイ……。」
光瑠……。強く生きてくれ……。
「……ん?」
光瑠の髪、あんな尖ってたか?
それに、坂宮さんの胸が常軌を逸した大きさになっている気が……。
いや、これは……
「視界が……ぼや、けて……」
頭がクラクラする。
「あれ、最上くん大丈夫?』
声がくぐもる。
『やばいんじゃ……えか!?』
グラスを間違えて飲んだか……?
『タ……シー呼……ね。』
まずい、持ち帰られる。
『私…………の…………です。』
俺は、あいつ、以外には……
『ほんと、私が居ないと駄目なんだから……。』
肉を貪る。
肉汁が飛び散り、ハートが鮮紅に染まる。
ただ夢中に、本能の赴くままに、欲望に身を任せる。
「いっ……せー……♡」
ハートは白く塗りつぶされ、欲望が満たされて、満足感と脱力感を感じる。
チュン……チュンチュン……
鳥のさえずる声が聞こえる。
「俺の部屋だ……。」
俺は一応自分の家に帰れたのだと安堵した。ちなみにパンツ一丁だが、俺は普段からこうやって寝ている。ルーティーン化していたから酔っていてもこうなったのだろう。
「とりま風呂に……ん?」
立ち上がろうとブランケットをめくれば、シーツに見慣れない赤黒いシミがあることに気付いた。
「なんだこれ……?ま、いいか。」
なぜだか汗をかいて気持ち悪いので、ひとまずシャワーでも浴びよう。
ガララッ
「え」
脱衣所に繋がる扉が、俺が手をかける前にひとりでに開いた。
「……あ、おはよう。いっせー……。」
俺はバスタオルだけ首から下げて出てきた女子を見て目を丸くした。
……待て。何だその顔は。なんで赤らめながら反らしているんだ。いや裸だからといえばそうだが、ならなぜその握っているタオルを使おうとしない。
「心葉……?」
彼女はGカップでも、ヤリマンでも、お嬢様でもない。俺の幼馴染で、俺がずっと片想いしている相手。
「うん。心葉だよ……?」
紛れもなく、信濃心葉だったのだ。
「いっせー。」
まさか俺は、
「昨日“シた”こと……」
幼馴染を、
「覚えてる……?」
襲ってしまったのか……!?
pixivでも上げる
R18も書くかもしれん




