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第13話 レベルアップ

第13話 レベルアップ

それからしばらくは、打ち合わせたとおり、ボスを倒しつつ第一層を周回し、レベル上げと連携を深める練習をした。

ボスは、一度倒すとしばらくリポップしないため、あまり効率のよいレベルアップ方法とはいえなかった。

それでも、しばらく続けると、かなり周回を重ねる事ができ、沢山の経験を積めたので、能力鑑定をしようということになった。

「こんにちは、リーリアさん。今日はメンバーの能力鑑定をお願いしたいんだけど、大丈夫かな?」

「こんにちはメンデスさん、こんにちは皆さん。大丈夫ですよ。ちょうど今時間が空いたところなので、良いタイミングでした」といいつつ、赤と青のオーブを準備している。

「皆さんスキルペーパーも必要ですよね?」

「はい」

「あっ、僕は能力鑑定しません」

「はい、わかりました」

「えっ、レン君は能力鑑定しないの?」

「まあ、…はい」

「そう…、(また何かありそうね)まあ良いわ」

「何だかすみません…」

パーティーメンバーはみんな順調にレベルアップしていたようだ。

口々に喜びを表現している。

僕は能力鑑定スキルを使い、ステータスの確認をした。

僕も職業レベル3にアップし、それに伴い基礎ステータスもアップしていた。


レン 人間族 13歳 男

職業 忍者 職業レベル3↑

基礎ステータス

 力 17↑、知性 15、信仰心 15、生命力 17、体力 17↑、敏捷性 18、

幸運 17、器用さ 17↑

職業スキル

 ステルス レベル3↑、遠見の術 レベル2↑、暗視 レベル3↑、

気配察知 レベル3、状態異常抵抗 レベル2↑、暗殺 レベル3↑、

投擲 レベル3

固有スキル

 時空間操作 レベル3↑、魔力操作 レベル4↑

生活魔法

火属性 レベル3↑、水属性 レベル2、風属性 レベル3↑

土属性 レベル2↑、精神属性 レベル2↑

その他 攻撃魔法適正なし


相変わらず攻撃魔法は適正なしか…。

でもまあ、スキルをいつも意識しているせいか、スキルのレベルも少し上がっているな、順調だよね…。

僕はみんなに「レベル3に上がったよ」と報告すると、みんなは僕が自分で能力鑑定したことに、少し驚いた顔をしている。

そして口々に、自分たちはレベル4になったことを報告してくれた。

僕は、みんなとレベル差がついてしまったことを悔しいと感じるとともに、忍者という職業はレベルアップに必要な経験値が多いのかもしれないと推察していた。

そこで思い切って、みんなに相談をしてみた。

「みんな、僕はみんなのレベルに追いつくためにソロで迷宮に潜ろうと思う。レベルアップに必要な経験値が、みんなよりかなり沢山必要なようだから…。このままレベル差がついていくと、みんなに迷惑をかけてしまう」

「…そうだな。レン一人だけレベルが低いという状態は、パーティーとしてバランスが悪くなってよくないね。このまま放置するわけにはいかないかな」とメンデス。

「僕たちも休息が必要だし、3日間迷宮に潜って1日休むくらいのペースにしようか。レンは休息日に自分の体調に合わせて、ソロで潜るといいよ。みんなどうだろう?」

「ん、休息日も必要。…でも心配もある」

「そうね…、休息日をつくるのは良い考えだと思うわ。でも、レンはソロで大丈夫なのかしら?もちろん力量は認めているし、うかつな事はしないと思うわよ。でもあの危険な所にソロで潜るなんて…」

「休息日、何か買い物に行けて嬉しいのです。でも、やっぱりレンが心配なのです…」

「レン、どうする?」

「うーん、それでもソロで潜りたい…」

「分かったわ。一度ソロで潜ってみなさい。迷宮での移動も戦闘もソロでしてみると良いわ。但し、何かあったらメンバーとして、仲間として、…いや友達としても困るから、ある程度距離を取りつつ、あとから邪魔しないようについて行くわ。それで戦いぶりをみて判断するわ。」

「じゃあそうしよう。早速だけど、明日は休息日とする。レンは迷宮に潜るか?」

「うん、みんなに早く追いつきたいしね」

「私は、休息を取らずにレン君を観察するわ。レン君、気をつけてね」

「ボクもレンを観察する」「私もついていく」

「みんなと同じで、僕もやっぱり心配だからついていくよ。明日はみんな休息日にはならなかったね。まあ今回だけだと思うけど…」

「みんなありがとう。僕のために休息日まで返上して貰って…。安全マージンを十分に確保しつつ、油断せずに頑張るよ」


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