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第26話 反省

第26話 反省

念のため、扉に魔法で鍵をかけ、大きめの魔方陣を描いて、魔物達が入ってこられないように、結界を張った。

「さっきはごめんね。私が悪かったわ」

「いや、良いのよ。ただ、ルナが心配だっただけ。ルナの思い通りにして」

「うん。でも、今回は反省する。ただ、剣の練習には、型の稽古だけでは不十分なの。実践を沢山経験しなくちゃ」

「私は、魔力も気力もまだまだ十分にある。もう少し戦闘をしてきても良いかしら?」

「ルナの好きなようにしたらとは言ったけど、流石にそれはやめた方が良いわ。第二層の攻略が済んでから、レベリングや剣の稽古に励んでみたら?」

「分かった、そうする。イオタ、ありがとうね」

私は、一人だけレベルが低いことに、焦りが出ていたらしい。

早くレベルアップしたいな…。

そう考えつつ、自己鑑定してみた。

嬉しいことにレベルが一つアップしていた。


ルナ 魔族 14歳 女

職業 魔法剣士 職業レベル8↑

基礎ステータス

 力 18、知性 20↑、信仰心 19↑、生命力 18、体力 18、

敏捷性 19、幸運 19、器用さ 19

職業スキル

 火属性魔法 レベル6、水属性魔法 レベル6↑、風属性魔法 レベル6↑

土属性魔法 レベル5↑、気配察知 レベル6、状態異常抵抗 レベル6↑

 刀剣技術 レベル7↑、瞬動 レベル6↑

固有スキル

 時魔法 レベル7↑、魔力操作 レベル7↑、魔力吸収 レベル7↑

生活魔法

 火属性 レベル5↑、水属性 レベル5↑、風属性 レベル5↑、

 土属性 レベル4、精神属性 レベル5


ステータスには若干の上昇があった。

新たに、ディテクト・シークレットやオープン・ゲートの魔法を覚えた。

しかし、新たな攻撃魔法は覚えられなかった。

時魔法のレベルが上がった。

レベルが上がるたびに、時の流れに干渉する力が強力になり持続時間が長くなっていることは感じていたが、今回もそれ以外には別段変わったこともなく、代わり映えしない感じがした。

この辺りも、焦る原因になっているのかな。

自己分析しながら、少し考え込んでしまったようだ。

「ルナ、考え込んでいるようだけど、大丈夫?望むのなら、第一層に戻って、レベリングしても良いのよ?」

「あっ、そうじゃないの。レベリングは第二層を攻略してからで良いわ」

「そう?それなら良いけど…」

「さっきのドラゴン・フライとの戦闘で、自分の剣技のまずさを思い知らされただけよ」

「それを言うなら、レベルが高いはずのゲイリーも同じじゃない?相手が悪かったのよ」

「そうだよ。ドラゴン・フライは剣で攻撃するには素早すぎて難敵だった。魔法攻撃で倒すのがセオリーだろうね」

「ほら、ゲイリーもそう言っているじゃない。気にしすぎない事よ」

「分かったわ。気を遣ってくれてありがとう」

「さあ、そろそろ食事にしましょう」

オリビアが食事を運んできた。

「わあ、美味しそう。じゃあ、いただきます」

私は、沈み気味の気分を変えるべく、元気にそう言うと、食事をいただくことにした。


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