昏い底に
真っ黒な海の底には
ひときわ輝く白い光
ただそこにあるだけなのに
何故か不思議とほっとする
何色にも染まらない白
全ての色が重なった白
今日もそばにいてくれた
ただそれだけが嬉しくて
明日もきっと傍に居てね
自分勝手なお願いをする
光は何も答えることなく
海の中にたゆたうだけで
どこかに行くこともなく
ただ海の中で輝いている
私の中の真っ黒な海
底に輝いてる白い光
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あなたはだあれと問うてみても
あなたはなあにと問うてみても
答えはない
応えはない
それでいいのかもしれない
それがいいのかもしれない