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勇樹

 その後に出勤してきた秘書二人。私が傷を負って寝込んでいると咲夜ちゃんから聞いて、慌てて部屋にやって来ます。

 事情は……。話さない訳にはいかないよね。仕方なしに全て打ち明けます。

 二人とも驚愕絶句…。「お大事に」と言ってイソイソと出ていきました。


 いやはや、神様のハッタリに引っかかって自らオマタ開き、ヤラレテしまって裂けて動けないとは、呆れて物も言えませんよね。

 だって、祐奈もレイラも即座に、咲夜ちゃんには無理だろうって気付きましたもんね。

 そうですよね。普通、気付くよね。私ってば、ホントにバカ。

 お願いですよ、見捨てないで~!




 そして。

 午後には勇樹が……。


「ハルカ、寝込んでるって、大丈夫か? 入ってよいか?」


 部屋の外からの声。


「どうぞ」


 入室許可すると、心配そうに入ってくる。


 ああ、来てしまったのね。

さあ、これから、この男を盛大に振らなければなりませんな。

 ちょっと悲しいけど仕方ありません。


「私が何で寝込んでるか、咲夜ちゃんから聞いた?」


「いや、言葉を濁して教えてくれないんだ。どうしたんだ?」


「えっとですね。男性にこんなこと話すの、すっごく恥ずかしいんですけどね。

あなたは私に告白してくれた人ですから、正直に全てお話しします」


 体を起こし、布団の上に正座しまして、改めて……。


「実は昨晩ですね、私は、ある男とセックス致しまして、その男のオモチモノがちょっとデカ過ぎましてですね、私のアソコがビリッと裂けちゃったということなんですね。その為、療養中でございます。

で、私はその男の妻になることが決まっていますので、あなたからの求愛はお受けできません。悪しからず」


「なっ!! だ、誰だよ、その男って!」


「それは内緒です。とっても高貴な御方なので、言えないのです。

でもまあ、すんごい玉の輿なんですよ~。祝ってやってくださいな~」


「こ、高貴……、玉の輿って……、そんな……」


「あのね。告白は、正直嬉しかったよ。ありがとう。

でも、あなたは元々咲夜ちゃんと付き合うつもりだったんでしょ?

今でも彼女、嫌いになったってことじゃないでしょ?

私のは単なる気の迷いよ。お願いします。咲夜ちゃんは私の大切な親友です。彼女もあなたが好きなんです。彼女と一緒になってください。

咲夜ちゃんを泣かせないで! お願いします」


 私はそのまま、頭を床にこすり付けるように丁寧に下げます。

もう痛みは無くなってますのでね、こんな姿勢も大丈夫になりました。神薬の効き目、すごいわ。


「そ、そうか。わかった……」


 勇樹はボソッとそれだけ言うと、ションボリして部屋から出てゆきます。


 もう、セックスもしちゃってる婚約者がいれば、諦めるしかないですもんですね。

オマケにその相手は高貴な方で、玉の輿なんだと来ればね。

 ……人間じゃあないんですけどね。


 ガックリ頭を下げた、振られ男の後ろ姿。哀愁漂いまくり…。

ゴメン。ホントにゴメンね……。


 咲夜ちゃんをよろしく。




 夕方…。最後のお薬の時間です。二人っきりで咲夜ちゃんの治療を受けます。


 ううううっ、き、気持ちイイ……。


 悶える私を、咲夜ちゃんは痛がっていると思っているみたい。

いや、もしかすると、そう勘違いしているフリして、ちょっと楽しんでる?


 う、う~ん、鋭い咲夜ちゃんなら、あり得るぞ…。どっちだ?!

 ま、まあ、どっちでもよいや。これが最後なんだから!



 薬を塗り終わると、スクさんも入室してきます。

スクさん、留まってもらって申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

 それにしても、あの緑のドロッドロのキモイ薬、三回にわたって私の膣の中にもタップリ入れられました。

あれって、そのままにしておいて良いモノなんですかね? 訊いてみると…。


「ああ、明日になったら全部掻き出して、綺麗に内部を洗っておけ。そうしないと臭くなってくるぞ」


 ええ~!!臭くなるって、中で腐るってこと?

 そんなのゴメンです!

 でも掻き出して洗うなんて、どうすればよいのよ!


「なんなら、儂がやってやろうかの」


 なんてスクさん、怪しい手つきしながらノタマイマスが、嫌でゴザイマス。結構です!!

 恐る恐る咲夜ちゃんを見ると、


「大丈夫よ、ハルカちゃん。私が全部してあげるから」


 ひい~ん。お手数かけます~。


 …ってか、なに、咲夜ちゃん。そのニヤッとした怪しい笑顔!

 こ、これは咲夜ちゃん…。やっぱり悶える私を見て、楽しんでた?!


 綺麗で清楚なお顔して、サドだ~!!



 咲夜ちゃんの意外な面を窺い知ってしまい、おそらく勇樹は尻に敷かれることになるのであろうなと、同情を禁じ得ない私……。

 勇樹、ご愁傷さまでございます。チ~ン。


 で、その勇樹は4月4日の咲夜ちゃんの誕生日に、無事告白をしたようです。

相手の咲夜ちゃんもそれを受け入れ、目出度く美男美女カップル誕生。良かった、良かった。


 でも、それに引き換え私……。


 神の妻になったとはいえ、私の「旦那」は遠く島根。会うことも連絡を取ることもない、完全・完璧放置プレイ。

 ホント、酷い扱いですな……。


 あ、いや、もう、あんな痛いのは絶対ゴメンです。

二度としたくないから、良いんですけどねっ!!


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