咲夜の告白
朝になり、お薬の時間。
スクさんの指導と仕上げで作られたという緑色のオドロオドロシイ神薬。再度、咲夜ちゃんに塗ってもらいます。
こんな恥ずかしい格好、同性であっても他には見られたくない。神様方も室外へ出てもらいます。
咲夜ちゃんによって内部深くまで押し込むように、ベットリ緑の薬が塗られる……。
どうやら裂けたのは入り口部分だけだったようですが、スクさんの指示で念のために中の方までタップリと。
痛みは、もう全くありません。
というかさ……。
あ、あうううっ…。
さ、咲夜ちゃんって…、テ、テクニシャン?!
くううっ、うっ……。
き……、気持ちイイんだけど~!!
ううう~っ。へ、変な関係になっちゃうそうで、怖いですよ~。
これは医療行為で間違いないですよねっ?!
そんな咲夜ちゃん、薬を塗りながら口を開きます。
「ハルカちゃんは、勇樹君のこと好きなんでしょ?」
「は、はあっ?!」
い、いや、治療中だとは言え、こんな股オッピロゲーさせてデリケート部位に指ズブッと突っ込みながら、トンデモナイこと訊かないでくださいまし~!!
「分かってるわよ。私って、そんな鈍感じゃないよ。
勇樹君も、きっと、ハルカちゃんが好き。一昨日、告白されたんでしょ?」
う…。
気付いていたんだ……。
絶句してしまう私。
そうだよ。咲夜ちゃんは頭が良いし、鋭い子。
私なんかのおバカちゃんが隠そうとしたって無理よね。知らないフリしていてくれただけなんだ。
今まで隠していたことも、ホントは全部知っていたのかもしれない。
「勇樹君が他の女に盗られてしまうのは悲しい。でも、私、ハルカちゃんにだったら良いって思ってるの。お似合いよ二人は。いつも楽しそうに話しているでしょ」
私ってば、勇樹をからかって遊んでたつもりだったけど……。
まあ、そうよね。確かにアイツと話しているのは、とっても楽しい。
・・・で、でもっ!
「それはダメ! 確かに、私も勇樹は嫌いじゃない。
でも、でもね、私は神様と交わった。神様の妻になったの。もう、誰とも結婚なんて出来ないよ。
だから、勇樹と一緒になるのは咲夜ちゃんじゃなきゃダメなの!!」
「ハルカちゃん……」
「そんな悲しい顔しないでよ。考えてもみてよ。神様の妻なのよ。
ある意味、トンデモナイ玉の輿。大出世よ。
私にしかなれないことなんですからね。どうだ、凄いだろう!羨ましいだろう!!
私は、究極ラッキーガール! スサノオの妻!
だから! 勇樹の方は任せたよ」
「ホントに、それで良いの?」
「良いって言ってるでしょ!」
「ありがとう。ハルカちゃん」
咲夜ちゃんの赤紫の左目から、キラリと光る涙が一筋、頬を伝いました。
「あ、あの……。
それよりもさ、もうそろそろ……、指抜いてくれないかな……」
「あ、ゴメンナサイ! 痛かった?」
いやいや、痛いんじゃないんですよ。逆ですよ。
本気で変な趣味に目覚めちゃいそうですからっ!
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