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えっ、妻?

 十分にお風呂を堪能して上がったスサノオ様。

いや、だから、前を豪快に見せつけないでくださいってば!


 神様の毎度。着物を着るのはポンと一瞬。座敷の方で休憩してもらいます。

 そのスサノオ様に命じられて、お風呂を用意した咲夜ちゃんも一緒に、座の前に坐ります。


「うむ、良き食事に良き風呂であった。我は気に入った。褒美を取らす。ハルカよ、其方は、我の妻にしてやることに決めた」


「は、はあああ~!?」


 つ、妻ってどういうことよ。私が? 神様の妻ですって?


「そして風呂を沸かしてくれた女よ。其方も我が見える結の巫女だな。其方は妻には出来んが、今宵一晩の我の(とぎ)を命ずる。たっぷり可愛がってやるぞ」


「ちょ、ちょっと…、と・・・ぎ・・・?って何させるつもり!」


 私は大慌てでスサノオ様を詰め寄ります。


「うん?分からんか? 伽とは、早い話が我のまぐわいの相手をするということだ。神の情けを受けることが出来るなど、名誉なることだぞ。喜べ」


「じゃ、冗談じゃありません! 彼女にそんなことさせませんからね!」


 絶対にダメ!咲夜ちゃんは勇樹のことが好き。いくら神様とはいえ、他の男に抱かれるなんて、絶対、絶対、絶対に、ありえない!


 でも、相手は乱暴で強引なスサノオ様。

それに、あのスッゴイ筋肉。腕力では百パーセント敵わない。

 逆らっても無理やり犯されてしまうだけでしょう。


 そして、今、助けてくれるビンちゃんはいない……。


 咲夜ちゃんだけは……。

咲夜ちゃんだけは、何としてでも守らなきゃ!


 それには、どうすれば良い?


 …スサノオ様は、私を妻にすると言った。


 それなら……。


「私が! 私がお相手します。だから、彼女はダメ!」


「ちょ、ちょっとハルカちゃん。いったいどうなっているの? お相手って、どういうこと? 神様は、なんておっしゃってるの?」


 困惑顔での咲夜ちゃんの質問。

そう、彼女には神様の声が聞こえない。だから、私の言ったことでしか判断できないのです。

 でも、私は咲夜ちゃんの問いには答えません。


「良いの!咲夜ちゃんには関係ないの!咲夜ちゃんは、もうお部屋に戻って!」


 咲夜ちゃん、私を心配して行こうとしない。私は無理やり追い立てます。

 スサノオ様のギロッとした睨み顔と、咲夜ちゃんに対する、あっちへ行けの手ぶり。

流石(さすが)にこれには咲夜ちゃん、(おび)えて、大いに躊躇(ためら)いながら出てゆきます。


「ハルカちゃん、ホントに大丈夫なの?」

と振り返って、再度の質問をして……。


 私の返答は、

「全然、大丈夫! 何も心配しなくて良いよ。

なんてったって、私はラッキーガールなんですからね」


 いや、ホントは、全く大丈夫じゃないんですけどね……。






 私とスサノオ様は、連れ立って東離れの私の部屋に入ります。

 他には誰もいません。男女二人だけ……。


 命じられて布団を敷くと、スサノオ様、ポンっとスッポンポン。

股間には、やはり、あの例のグロイもの…。

 これから私は、アレでオカサレル……。


 なんで、こんなことになった??

 私がスサノオ様の妻ですって?


 いや、でも確かスサノオ様って奥様が居るはず。


 あ、そういえば、ナギさんが言ってたな。複数の妻が居ても良いんだ。

 ビンちゃんだって、隠し子だってことだったからね。奥様以外に産ませた子ってことだもんね。

 私は、まあ、お妾さんってことなのね。



 でも……。


 これで、勇樹への言い訳は出来るよね。

「私は他の男と結ばれちゃいました。だからあなたとは一緒になれません」って……。


 良かったんだよ、これで……。


 勇樹…。ゴメン。ゴメンね。

 あ、いや、ゴメンだなんて、私が勇樹に謝ることなんかないよね。

ヤツは咲夜ちゃんと結ばれるべきなんだよ。




 私は布団の横に立ち、服を脱ぎます。

既に全裸のスサノオ様に、ジッと見詰められながら……。


 とっても恥ずかしい…。でも仕方ない。

 薄ピンク色の下着姿に。

 そして、ブラジャーを取って、胸も(あらわ)に……。


 ショーツも脱いで、金髪アンダーヘアも(さら)した完全なる裸体に……。


 そのまま、布団へ寝かされ……。


 大柄な男神スサノオに組み敷かれ……。




 私は「女」にされました。


よろしければ、ブックマーク・評価感想など頂けましたら有難く存じます。次の章で一旦の終了となります。

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