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これでいいの？
「本当にいたんですね。」
男は興奮していた。
「ね、ですから除霊ができるまで、とてもお貸しできる状態じゃないんです。」
司は丁寧に断った。
「もったいない。」
男の言葉に司は自分の耳を疑った。
「すごいです。気に入りました。」
どうやら、彼はオカルトオタクらしい。有名な心霊スポットにもずいぶん出かけているらしい。でも、本物の幽霊に出会うことはなかったそうだ。
「本当に、いいんですか？」
司は念を押したが、
「いいんです。」
と、子供のように、はしゃいでいた。
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夢の家賃生活ー霊の住む部屋ー 作者：
明日香狂香
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